犬にとって人との生活にはストレスになることが多くあります。今回は飼い主さんが愛犬のためを思ってしているお世話が、愛犬にとってストレスになっている可能性も。よく見られるケースをドッグトレーナーの岡田敏宏先生に伺いました。
イヤなこと1 嫌なことをまとめて終わらせようとお手入れを一気にすませる
シャンプーや爪切りはただでさえ嫌なのに、それらを一気にすませるために長時間拘束されるのは、苦行以外の何ものでもありません。お手入れ嫌いが加速する原因になることも。
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歯みがきなら今日は前歯だけ、明日は右奥歯など、一回を短時間ですませたほうが、愛犬への負担が少ないでしょう。一回一回必ずおやつを与えながら行うとうまくいきやすいです。
イヤなこと2 散歩中は愛犬を自由に思うまま散歩させる
散歩コースを愛犬主導で歩かせるのは、一見自由でよさそうに見えますが、愛犬は車や自転車、知らない人や犬などが次々に出てくる道を常に気を張った状態で歩かなければならず、苦痛に感じます。
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リードは短めに持ち、愛犬と並んで歩くことを心がけて。愛犬にとっての刺激になりそうなものを見つけたら、声をかけてアイコンタクトをしておやつなどを与えながら歩きましょう。
イヤなこと3 愛情を伝えるために愛犬の頭を上からワシャワシャする
手を上から出して愛犬をなでようとすると、愛犬側からは視界に手が入ってくるため警戒しやすいです。毛の流れに逆らうようななで方も苦手な犬が多く嫌と感じます。
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愛犬に触れるときは、手を下から出すのが基本。胸元や首まわりなど、犬が触れられてうれしいと感じやすい場所を中心に毛流れに沿ってなでつつ、声がけもして愛情を伝えましょう。
イヤなこと4 散歩中に苦手な犬が来たら 安心させるために抱っこですれ違う
苦手な犬と抱っこされたまますれ違うのは、愛犬にとって身を守るための“逃げる”という手段がとれないため、パニックになりやすく噛みなどの攻撃行動が出ることも。飼い主さんへの信頼も揺らぎます。
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歩きながらアイコンタクトで飼い主さんに集中させて苦手な犬をスルーするのが王道の方法なので、まずはそれの練習を。とっさに避けたい場合は抱っこしてすぐに距離をとってもOK。
愛犬にとって“イヤなこと”を把握して、改善するようにしましょう。
お話を伺った先生:岡田敏宏先生 (つけ教室「Pet LifeConsultingシンビオーシス」代表 家庭犬訓練士、動物看護師)
参考/「いぬのきもち」2024年5月号『お世話・しつけ・環境etc.じつはストレスだった!犬がイヤ!なこと21』
文/いぬのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。