犬と暮らす
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いつもと違う環境だから注意! 年末年始に多発する「犬の事故・トラブル」
この記事では、年末年始に多発する「犬の事故・トラブル」について、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。先生が実際に診た犬の事例では、ヒヤッとしてしまうものもありました。
年末年始の時期にとくに多く見られる犬の事故・トラブル
また、愛犬になにか異変が見られた場合でも、年末は忙しいし動物病院はどこも混むだろうと、「年明けの受診でいいか」と考えられる飼い主さんも多く、病状が悪化しているケースも見られます。
ここからは、年末年始によく見られるトラブルについて具体的に紹介します。
骨折する犬が増える傾向に
誤食
持病が悪化したり、高齢犬は突然病気になることも
ふだん飼い主さんが忙しく、改めて連休中に愛犬の体のことを気にしたら、調子が悪そうだと気づく人もいます。
年末年始の時期に見られがちな犬の事故・トラブルを防ぐために
大掃除の際は洗剤の扱いに要注意
また、お掃除用の洗剤などを複数使うと思いますが、誤って犬が摂取する危険性もあります。洗剤には塩素やアルコールが含まれるものもありますので、十分に換気をしてください。実際に、『フラフラしていた』と受診した犬もいました。
小さい子どもの行動に注意
とくに小さいお子さんがいる場合、犬に食べ物をたくさん与えたり、無理な体勢をとらせたりなど意外な行動をとることもあります。事前にお子さんに注意喚起をしたり、場合によっては犬と部屋を分けて過ごさせることも必要かもしれません。
私の経験上で驚いたことは、「子どもがソファの上から犬に向かってダイブした」と受診されたことです。幸いなことにその犬は骨折も内臓損傷もありませんでしたが、こうした事故は事前に防げるようにしたいです。
飲酒をした状態で犬の散歩はNG!
実際に、「犬が道路の真ん中を歩いていたら交通事故に遭ってしまった」ということもありました。飼い主さんの不注意によって愛犬に危険な思いをさせないよう、正しい行動をとりましょう。
犬も疲れには要注意
また、人も疲れると注意力が劣り、想像できないことまで起こる可能性もあります。まずは早めに休んで、無理をしないことが大切でしょう。
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami
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