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寒い時期、「犬の散歩は何時頃に行ってる?」早朝・深夜に散歩をする際の注意点は
寒い時期、愛犬の散歩は何時頃に行ってる?
ごくわずかでしたが、夜21時以降に散歩に行っている飼い主さんもいるようですね。冬の寒い時期では、早朝や夜遅くの散歩だと犬への負担がないのかどうか、気になるところです。
そこで、「寒い日の散歩の注意点」について、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました。
冷え込む朝や夜に犬の散歩へ行くことのリスク
「寒さに強い犬種で、寒いときも元気に外へ出かけたいタイプの犬の場合は、考えすぎなくてもよいと思います。
ただし、秋から冬になるとき、霜が降りるとき、雪が降るときなど突然寒くなるときには、急な変化を体が感じやすいです。お腹をこわしたり、胃腸の働きが弱くなりやすかったり、風邪もひきやすいです」
「犬の体質にもよりますが、飼い始めて2年目の冬からは気をつけるべき時期が飼い主さんもわかると思うので、それを目安に考えてあげるとよいかと思います。飼い主さんご自身が寒さの影響を感じやすいようであれば、それを目安に一緒に取り組むとよいでしょう」
小型犬は寒い日の散歩で体調を崩す可能性も
「小型犬の場合、寒い日の散歩後から調子が悪くなることも多いので、散歩のタイミングを暖かい時間にずらせるようだったら、ずらしてあげるとよいと思います。
また、寒い時間の地面は凍てつく冷たさですので、靴を履いたり洋服を着られるようだったら、対策をとってあげてください」
シニア犬は室内と室外の気温差で倒れる場合も
「シニアになると、寒さの影響を受けやすくなります。室内と室外の気温差で倒れることもあるので、気をつけたいです。持病がある場合は、寒いと体により負担がかかることもあるので、暖かい時間帯にずらせるとよいです」
「そうですね。たとえ犬が寒い日に元気な様子でも、飼い主さんが元気でないこともありますよね。飼い主さんが無理な状況は、犬も飼い主さんにも危ないです。
寝ぼけていたり、不調のときに散歩に無理に行っても事故に遭いやすいので、散歩に行く際は安全に行けるようにしましょう」
寒い時期の犬の散歩でできる工夫
「日が出ている時間帯のほうが暖かいですし、日陰よりも日向のほうが地面が暖かくてよいです。朝、日の出る時間に合わせられるのであれば、日が短くなるにつれて少しずつ散歩の時間を遅くしていくこともよいと思います。逆に、夏に向けては少しずつ早くしていくことで、熱中症対策にもなるでしょう。
散歩が排泄の時間になっているようであれば、寒い日であっても大幅にはずらせないですよね。そういった場合は、愛犬が排泄したらサッと帰宅したり、時間を短くしたりすることもできると思います。改めて昼間の時間に長く散歩に行ってもよいでしょう」
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami
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