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犬の健康寿命を延ばしたい!獣医師に聞いた生活習慣を見直すポイント
生活習慣を見直すタイミングはいつ?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「避妊去勢手術後、1才、3才、5才、7才、10才など、人の年齢で考えるとわかりやすいと思います。赤ちゃんから大人になるとき、アラサーと呼ばれる年、アラフォーと呼ばれる年は、代謝などが変わり体型なども変化しますよね。
犬の3才はまだ子どものように感じるかもしれませんが、見直したい時期。
もちろん、犬のシニア期と呼ばれる、大きく体が変化する時期には見直しが必要です。
これらの時期以外でも、食べ過ぎ、運動不足であれば太りますし、ほかの病気、その後の健康状態にも影響します」
見直すべきポイントは?
獣医師:
「年齢に問わず、日々食べるもの、食べる量、排泄、遊びや運動などを見直したいです。
そのためには、体重も測りましょう。
意外と太っていることに気づいていない飼い主さんが多いです。1年に1回の予防接種の時期に体重を測るだけではなく、家でも測りましょう。
自分から見て太っている、痩せているではなく、きちんと数字をみること、病院で診てもらって適切な体重はどれくらいであるのか知り、キープすることが大切です。
日々管理していれば、愛犬が太ってきている、痩せてきているということにも早く気づくことができるので、健康の維持、病気の早期発見につながると思います」
健康寿命を延ばすためにできること
獣医師:
「どのような食事が必要であるかどうかは、個々によります。
病気にならないようにサプリメントをとらせたいと考える方もいますが、健康状態に問題がないところへサプリメントを追加すると、むしろ過剰になることも。
どんなによいものであっても与えすぎは体の負担になります。やみくもに与えるのではなく、愛犬の体に必要であるのかどうか、かかりつけ医に相談してください」
かかりつけの獣医師との連携が大切
「子犬のころからの体質や苦労した病気、犬種で多い病気、性格、誕生日などからも注意したいことが変わってきます。年齢とともにその必要性が上がってきますので、遅くてもシニア期には見直してあげるようにしましょう。
また、健康診断で血液検査をされることも多いと思います。
数値が逸脱していなくても、必要な栄養素、考慮したい栄養素をみることができますので、かかりつけ医に相談しながら、心身ともに長く健康でいられるようにしていきましょう」
今回の内容も参考に、愛犬の健康をサポートしてあげてくださいね。
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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