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傘や洋服が役に立つ!?「犬の興奮をその場で静める」テク5選

飼い主さんが帰宅したとき、ゴハンの時間が近づいたとき、散歩中にほかの犬に出会ったとき……。愛犬が興奮する場面はさまざまです。
元気がいいのはいいことですが、でも興奮させっぱなしにするのは考え物。
興奮すればするほど、周囲に迷惑がかかることもありますし、知らず知らず愛犬の体に負担をかけてしまっていることも……。
ですから、愛犬の興奮はコントロールしなければならず、それは飼い主さんの務めともいえます。
万が一、愛犬が興奮してしまったり、興奮しがちなシーンに出くわしてしまったら、次からご紹介するような方法で愛犬の気持ちをすみやかに静めるようにしましょう。
(写真/佐藤正之)

1)アイコンタクト&オスワリで興奮をSTOP!

名前を呼んでこちらに注目させ、その場でオスワリを。
たとえば散歩中にほかの犬とすれ違う際、愛犬が相手を気にして大騒ぎしそうなら、愛犬の名前を呼んでこちらに視線を向けさせ、アイコンタクトをとりましょう。
それと同時に、愛犬が動き回らないようオスワリやフセを指示して。
そのまま、相手の犬をやり過ごします。

静かに待てたら、たっぷりほめてごほうびを。
ほかの犬に会っても、興奮しないで飼い主さんを見ているとイイコトがある、と教えられます。

2)おやつやおもちゃで興奮をSTOP!

大好きな音の出るおもちゃを鳴らすことで気をそらし、興奮を止めて。
例えばチャイムが鳴って吠え始めたときなど、おやつを見せたり、大好きなおもちゃの音を鳴らすなどして、愛犬の気をそらして興奮を止めましょう。
おやつやおもちゃに意識が向いたら、そのまま愛犬をクレート(箱形のハウス)に誘導して、中に入れても。
再び興奮するのを防ぎやすくなります。

興奮がエスカレートしてからでは、おやつやおもちゃを使ってもこちらに気を向けにくくなるので、初期段階で対処するのがコツです。

3)無視して興奮をSTOP!

おねだりで興奮するときには、無視が効果的!
飼い主さんに対して「かまって!」「遊んで!」「おやつちょうだい!」などと要求のために興奮しているときは、ひたすら「無視」を。
もしも飛びついてきたら、背を向けてその場から立ち去りましょう。
飼い主さんが目の前からいなくなることで、必然的に興奮がおさまりやすくなります。

愛犬の興奮が落ち着き、静かになってしばらくしてから、愛犬のところに戻ってかまってあげて。
静かに待っていればかまってもらえると学習します。

4)リードを踏んで興奮をSTOP!

飛びつきを物理的に防いで、興奮を止めて。
散歩中、愛犬が興奮して、跳びかかったり、走り回ろうとしたら、リードを踏んで愛犬の行動を制限してみて。
犬は動き回るほど興奮がエスカレートしがちな動物ですが、その場にオスワリしているしかないほどリードを短くして踏んでおけば、興奮も徐々に落ち着きます。

5)対象から離れて興奮をSTOP!

興奮のもととなっている刺激が目の前にあれば、当然愛犬は激しく興奮します。
刺激が刺激として愛犬に伝わらないよう、その場からできるだけ遠く離れることで、愛犬の興奮を落ち着かせましょう。
愛犬をその場から離すときは、大好きなおやつのにおいをかがせながら離れると、誘導しやすくなりますよ。

ケンカなど、非常事態には「傘」や「洋服」を使ってみて!

着ていたジャケットなどを使って、犬と犬の間に壁をつくります。
犬同士がケンカした場合は、その興奮を止めるのに、おやつやおもちゃで制御することはほぼ無理です。
下手に手を出せば、その人が噛まれて大ケガを負いかねません。
こんなときは、犬と犬の間に「壁」をつくって、興奮状態を沈めて。
「壁」になりうるものは、不透明な傘や、ジャケットなどの洋服が使えます。
いかがでしたか?
犬の興奮をクセにしないためには、興奮がエスカレートする前に少しでも落ち着かせることが大切です。
そのためには、日ごろから愛犬がどんな場面で興奮しやすいか、よく把握しておくこと。
また、愛犬が静かに過ごしているときには、積極的にほめること。
これらを行うことで、もし興奮したとしても即座に対応でき、静かにしているとイイコトがある、と教えられますよ。

参考/「いぬのきもち」2017年8月号『犬の興奮メーター、どう下げる!?』(監修:SKYWAN! DOG SCHOOL代表・井原亮先生)
写真/佐藤正之
文/h.taco
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