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大腸炎[だいちょうえん]

大腸炎の症状と治療、予防方法

解説

大腸の粘膜が炎症を起こす病気です。下痢や腹痛といった症状が見られ、便には粘膜や粘液、血液が混じることもあります。炎症によって大腸の粘膜がもろく傷つきやすくなり、潰瘍ができることも。排便の回数が増え、便が出ないのに何度もトイレに入ったり、力んだりする様子が見られることもあります。

原因

大腸に炎症が起こる直接の原因としては、細菌・ウイルス・寄生虫などによる感染症、自己免疫疾患、消化管や腹腔内の腫瘍などが挙げられます。発症のきっかけや症状の悪化の要因としては、食べ過ぎや食べてはいけない物、食べ慣れない物を食べたなど、食事や誤食に関連するものや、気候の変化や不慣れな場所への外出・生活環境の変化などに伴うストレスなどが関与するケースが多く見られます。

症状

排便の回数が増え、軟便から下痢になります。粘液や血が混ざることもあります。腹痛やそれに伴う元気のなさ、食欲の低下が起こることも。便が出ないのに排便姿勢をとる様子(しぶり腹)が見られることもあります。

診断

便の状態の把握や寄生虫感染の確認などを目的とした検便を行い、排便の様子などの諸症状と併せ診断します。症状が慢性化し改善しない際には、更に詳細な便検査や、レントゲン検査やエコー検査などの画像診断、内視鏡検査や腸生検などの、より高度な検査を行うこともあります。

大腸炎の治療

大腸での炎症を起こす直接の原因に対する投薬治療と並行して、下痢など大腸炎に伴う諸症状の緩和や改善を目的とした対症治療を行います。更に、生活のストレスや食生活の偏りといった悪化の要因があるようなら、それらの改善も行いながら回復を目指します。

大腸炎の予防

直接的な原因だけでなく、様々なストレスや不適切な食生活などに伴う体への負担が、発症のきっかけや症状の悪化の要因として関わることも少なくありません。適切な食生活と清潔な環境を保ち、ストレスがかかりにくい生活を心がけましょう。
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