犬が好き
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外の世界を知らず、2才頃まで繁殖犬として生きてきた柴犬と家族になって5年。嬉しい変化がたくさん見られるように!
2才頃まで繁殖犬として生きてきた

そのボランティアさんは犬のシャンプーの送迎も行っていたようなのですが、現在の飼い主さんが先住犬・柴犬のあずきちゃん(♀・6才)と散歩をしているときに、偶然ボランティアさんの車の近くを通ったのだそう。

「このコを見に行きたい」

飼い主さん:
「私は最初から連れてくる気満々でしたが、すでに先住犬・あずきがいたこともあり、旦那は最初、乗り気ではなかったんです。でも、1週間後くらいに花がいるペットホテルに会いに行って、あれよあれよという間にトライアルが始まりました!」
無事にトライアル期間を経て、花ちゃんは飼い主さんご家族のもとで暮らすことが決まったのでした。
臆病だった花ちゃんに、少しずつ変化が
でも、飼い主さんの家で過ごしていくうちに、花ちゃんに徐々に変化が見られたようです。
「毎日少しずつ、声をかけながら近所を歩き、2週間くらいでやっと公園まで歩けるようになりました! 今では散歩が大大大好きで、ハーネスをつけただけでしっぽをぶんぶん振って喜びます!」
笑顔が増えた花ちゃん 愛嬌たっぷり天然キャラが炸裂!

飼い主さん:
「笑顔がほんとに多くなりました。表情も全然違います! 愛くるしい笑顔と『花ダンス』といって、クルクル回ったり愛嬌たっぷりで天然なところが魅力的ですね」
先住犬・あずきちゃんとも仲良し!
「あずきとはつかず離れずで仲良いと思います。喧嘩も1回、花のごはんをあずきが食べてしまったときに、めずらしく花が怒ってあずきの耳を軽くかじったことがありました。でもケンカはそれくらいです。ふたりの相性が良かったようで安心しました」
程よい距離感で過ごしている花ちゃんとあずきちゃん、ふたりはよき相棒となったようですね!
寝顔を見ているときが一番愛おしい
飼い主さん:
「やっぱり、寝顔を見てるときが一番愛おしいですね。花は基本ひとりが好きなんですが、マッサージしてほしいときは私の近くにきますし、ベッドにも乗ってチョイチョイとしてくるのが可愛くて仕方ありません」
「みんなで散歩に行ってるときに、走り回ってるふたりの姿を見るのも楽しいです! 私たちも自然と笑顔になりますね」
【花ちゃんのその後に迫る】前回の取材後、どのような日常を送っているのかを聞いた
飼い主さん:
「私の両親や姉家族に会ったときに花は震えてしまうことがありましたが、だんだんと慣れてきたのか、ここ1、2年はもう震えなくなりました。私の母に至っては、同じ部屋で過ごすことができるようになりました!」
飼い主さん:
「散歩中も、声をかけてくれる人などに寄っていってニオイを嗅げるようになりましたし、オヤツをもらってその場で食べることもできるようになりました。人を好きになり、信用してくれているように感じて、とても嬉しいです」

飼い主さん:
「家族に迎えた頃は、先住犬のあずきとストレスなく過ごせるか不安でしたが、お互いマイペースなので干渉せず、ソーシャルディスタンスを保って過ごしています。ときには友達であり、相棒であり、よき遊び相手でもあり、とてもいい関係が築けていると思います」
「また、Twitterで花を見た人から『クマさんみたいで可愛い』と言ってもらえることも多く、SNSでのみなさんの反応が夫婦の話の中心になってたりします。『こんな花がバズった!』『こんなコメントがきた!』など…海外の人にも人気なようで大変嬉しく思います!
改めて、花との出会いに感謝の気持ちでいっぱいです」
素敵な日常の様子は、ぜひTwitterでもご覧ください。
取材・文/雨宮カイ
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