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マネしたいプロの「お手入れルーティーン」 愛犬のストレス軽減にも効果的! 

決まった手順や所作を繰り返す「ルーティーン」は、じつは愛犬の健康を保つためにも有効な方法です。今回は、トリミングのプロである、トリマーの二村陽子先生に、愛犬のハラミちゃんに行っているお手入れのルーティーンについてお話を伺いました。

散歩から帰ったらすぐにブラシをササッとかける

アメリカン・コッカー・スパニエルのユキちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「散歩後は土や葉っぱがついていたり、毛がからまっていることが多いため、ブラシで汚れやもつれを取りましょう。
散歩後すぐと決めることで、『あとでやろう』として忘れることがなくなります。また、被毛や皮膚を清潔に保てキレイな状態が長もちし、皮膚トラブルの予防にもなります」

炭酸入りの足湯に入れる

足湯に入っているパンジーちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「シニア犬だとシャンプーが負担になることもあるので、成犬よりも回数を減らします。また、足やしっぽの先、耳などは血行不良になりがちなので、たらいに5cmほどお湯を張り、犬用の炭酸入りの入浴剤を入れたお湯で足湯。炭酸のお湯は血流がよくなるといわれているので、低温のお湯でも体が温まります。体全体にお湯をかければ、炭酸の力で皮脂汚れやニオイもスッキリしますよ」

オーラルケアは、できることをあきらめず毎日行う

ヨークシャー・テリアのまろちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「愛犬のハラミは歯みがきが苦手で、年齢的に無理させたくないので、マウスクリーナーでニオイや菌を抑えるケアをしています。
今まで預かった若い犬のときは、手軽に使える歯みがきシートや、チキンやチーズの味がついた歯みがきペーストを使って毎日少しずつケアしていたら、徐々に平気になりました。あきらめずにできることを続けるのが大切です」

ドライヤーで乾かすときは温風と冷風を交互に当てる

トイ・プードルのハルちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「犬の皮膚は人の皮膚の3分の1ほどの厚さです。そのため人用のドライヤーの温風で乾かすと、乾かす時間は短縮できるものの、乾燥により皮膚トラブルにつながることも。皮膚へのダメージを最小限に、かつ効率的に乾かすため、3~5秒ごとに温風と冷風を切り替えています。最近搭載されている低温のスカルプモードなどを利用してもいいでしょう」

肉球を洗ったあとは必ずクリームで油分を与える

パピヨンのロクちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「アスファルトの上を歩く機会が多い犬は、肉球が傷ついていたり乾燥したりしがちです。うるおいのある肉球を保ち、ひび割れを予防するため、散歩から戻って足を洗ったあとに肉球用のクリームで油分をプラス。足拭きついでなので、嫌がることもありません」

イヤーローションは3種類使う

片耳ぴーんなももちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「ハラミは預かったときから耳が荒れぎみだったため、耳を清潔にするイヤーローションを3種類用意しました。ふだんはナチュラルな成分のもの、ニオイが気になるときは抗菌効果を期待して銀イオンが入ったもの、汚れてベタつくときは、イオン水のもの、と使い分けています。状況に合わせて使い分けることで、より快適に過ごすことができるでしょう」

毎晩スキンシップがてら、お手入れ状況をチェック

柴のまるちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
「人がリラックスできる寝る前の時間は、犬もリラックスしやすい時間です。その時間を利用してハラミに触れたり毛をかき分けたりして、毛や皮膚の状態をチェックし、『おなかが乾燥しやすいから、保湿をしっかりしよう』などとお手入れの計画を立てます」
お手入れは毎日少しずつ行い、慣れさせるのが一番の近道です。愛犬も「いつもこの時間だけ我慢すれば終わる」と覚え、嫌がることも少なくなります。愛犬と飼い主さんのお手入れのストレス軽減のためにも、ぜひルーティーン化に挑戦してみてください。
お話を伺った先生/二村陽子先生(トリマー)
参考/「いぬのきもち」2019年10月号『プロが行っている"生活習慣"をとりいれて、愛犬の健康寿命を延ばそう マネしたい!健康のためのルーティーン36』
文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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