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彼らが求める条件とは【穴澤賢の犬のはなし】

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彼らが求める条件とは

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散歩中の犬をそれとなく観察していると、彼らはどこでもいいからウンチをしているわけではないように思える。ある「一定の条件」が揃わないと、本当はしたいはずなのに我慢したりするからだ。その条件とはいったいなんなのか?

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わが家の歴代の犬は、どうも「土の上」というのがウンチをするための最低条件のようだ。アスファルトの道路を歩いていても、ウンチをするときは必ず植え込みなど土のあるところを探す。幼いころはアスファルトの上でも、ときには道路の真ん中で突然ウンチングスタイルになってあせったりしたことはあるが、成長するにしたがって、土の上を好む傾向になった。富士丸もそうだったし、大吉も、そして福助も最近はそうなってきた。

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動物の本能から、人工物ではなく自然を好むのだろうか。そのくせオシッコは平気で電柱にするのでよくわからない。とにかくウンチは「自然の中」でしたいらしい。そういう犬はけっこう多いのでは。

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わが家の場合、同じ土でも、どちらかというとやわらかい土か、芝や雑草が少し生えていたり落ち葉の上だったり、ちょっとふかふかしたところを好む。散歩コースにはいくつかそういうスポットがあるし、ある程度付き合いが長くなってくると、はじめての場所でもなんとなく「だいたいこのあたりでするだろうな」という予想がつくようになってきたりする。

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だから旅行に行ったときなどは、高速道路のバーキングで休憩する際にまず何よりも土か芝生があるかどうか探すクセがついてしまった。が、一見「よさそう」な場所でもしないときがある。彼らの中で「一定の条件」が満たされていないのだろう。結果的に飼い主は、そのよくわからない条件を探し求めてさ迷い歩くことになる。

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本来なら家のトイレスペースで、したいときにいつでもウンチをしてもらってかまわないのだが、おなかの調子を悪くしてどうしようもないとき以外はまずしない。しかたなく雨でも雪でも台風でも散歩に行かねばならなくなるのだが、いつもの散歩コースでさえ、何が気にくわないのか、なかなかしてくれないことがある。

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生活リズムから、絶対したいはずだし、本人(犬)もそわそわしているのだが、何かが違うらしい。しかも今は大吉と福助で、それぞれの条件も微妙に違うようだから、2頭があっさりしてくれればいいのだが、どちらかに迷いが生じると帰るに帰れなくなる(したいそぶりを見せているだけに)。

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つい先日も大雨の日に大吉と福助にレインコートを着せて、自分もレインコート姿で(2頭を連れていると傘がさせない)夕方の散歩をしていたのだが、福助はあっさりウンチをしたのに、そんなときに限って大吉がしてくれない。山のほうへ行ってみたり、浜辺を歩いてみたり、ずぶ濡れになりながら「早くしてくれよもう」と思いながら1時間以上歩いて、ようやく大吉的に条件を満たす場所が見つかった。

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彼らに言葉が話せるなら、どんな場所ならいいのか教えてもらいたい。そうしたら冬の冷たい雨の中を、ふるえながら1時間以上歩いたりしなくていいのに。しかもその目的が「ウンチをさせるため」だという。ま、別にそんなことくらい平気なんだけどね。待ちに待ったウンチが健康的だと「よし!」とうれしくなったりもするし。なんだろう、この感覚。

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