「抱っこ」は人の犬の重要なスキンシップ
    
                                        
                                                
                                        
                                                
        一般的に、犬は触られることを好む動物です。飼い主さんに触ってもらうことで幸福を感じ、免疫力の向上や信頼関係の構築にもつながることがわかっています。
そんなスキンシップの中でも「抱っこ」は、飼い主さんの体と接着面が多いため、犬からすると強い安心感を抱きます。まさに抱っこは、飼い主さんと犬との重要なスキンシップの一つと言ってもいいでしょう。しかし「正しい抱っこ」ができていないと、犬が不快に感じてしまうこともあります。
     
                                        
                                                
        
安定感抜群の「デイリー抱っこ」
    
                                        
                                                
                                        
                                                
        安定感抜群で包み込むような体勢の「デイリー抱っこ」は、犬がとてもリラックスでき、信頼関係もより強まります。また、腕でしっかりと包み込むことで犬がやんちゃをしづらく、飼い主さんがコントールしやすいというメリットもあります。
     
                                        
                                                
        
デイリー抱っこの方法
    
                                        
                                                
        ①片方の腕で犬の上半身を支え、もう片方の手はお尻から包み込むように抱き上げます。
②下の手で犬の下半身を支え、上の手で犬の胸元を支えながら抱っこします。
「デイリー抱っこ」は抱っこフォームの基本形ですので、是非マスターしてくださいね◎
     
                                        
                                                
        
出来たら便利な「片手抱っこ」
    
                                        
                                                
                                        
                                                
        小型犬~中型犬と、抱っこできる大きさは限られていますが、「片手抱っこ」ができるようになるとお出かけの際に大活躍しますよ。空いた方の手でご褒美のおやつをあげたり別の荷物を持てたりと、利便性も高いのでおすすめです♪
     
                                        
                                                
        
片手抱っこ
    
                                        
                                                
        ①一回で抱きあげるために、リードの首元に近い部分をリードの取っ手部分を持っていない方の手で掴んで固定します。
②リードの取っ手部分を持っている方の手で、お尻胴体を包み込むように下から抱き上げます。
③自分の体にしっかり抱き寄せたら完成です。
片手抱っこでお出かけも楽しくなるはず!ぜひ練習してみてくださいね。
     
                                        
                                                
        
こんな抱っこの仕方は注意して!
    
                                        
                                                
                                        
                                                
                                        
                                                
        
肩越しの赤ちゃん抱き
    
                                        
                                                
        自分の肩に乗せて人間の赤ちゃんを抱くように縦抱きする「肩越しの赤ちゃん抱き」は、犬の視界に色々なものが入って気が散るため落ち着かなくなります。場合によっては肩から飛び降りて怪我をしてしまうこともあるので、この抱き方は避けるようにしましょう。
     
                                        
                                                
        
前足の脇に手を入れる抱き方
    
                                        
                                                
        犬を抱きかかえるとき、人の赤ちゃんを抱くように前足のわきに手を入れて抱き上げると、全体重が肩にかかって犬が痛がることがあります。この抱き上げ方も避けるようにしましょう。
     
                                        
                                                
        
正しい抱っこでもっと犬と仲良くなろう!
    
                                        
                                                
                                        
                                                
        今回は、「正しい抱っこ」の仕方を2つご紹介しました。「抱っこ」が上手になれば、愛犬ともっと仲良くなれるはずですよ!これから飼う予定の人から初心者さん、最近なんとなく抱っこが上手くいかないと悩んでいるベテラン飼い主さんまで、ぜひ参考にしてくださいね。
     
                                        
                                                
        出典/「いぬのきもち」17年6月号別冊『今さら聞けない犬の触り方』(監修:らむ動物病院 獣医師 浜谷楽夢先生・浜谷創楽先生、ドッグトレーナー戸田美由紀先生)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。