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セラピードッグとして活躍する慈恵犬たちの活動を支える「らんぷの会」の存在
今回は、東京慈恵会医科大学附属病院が2019年より開始した、元保護犬による「慈恵犬セラピー」について。その活動内容と3頭の犬たちの活躍ぶりを紹介します。
慈恵医大教授の妻たちによる「らんぷの会」が慈恵犬たちの活動を支えています
ただ次に問題になったのは、「慈恵犬たちが患者さんとふれあうときには、犬と人の安全を守るためのハンドラーと呼ばれる誘導役が必要になり、誰が担当するか探す必要がありました」と嘉糠先生。
そんな折に立ち上がったのが、慈恵医大の教授陣の妻たちによる有志の会でした。その代表を務める井田尚子さんは〝慈恵犬〞のために「らんぷの会」というボランティア団体を結成。
犬を心から愛する有志メンバーが集まり、犬たちの基本的なしつけから、患者さんたちとふれあい時のハンドラー役、そして、小児科病棟でタブレット端末を通してリモートセラピーを行う際のシナリオ作りや小道具作りなど多岐にわたる仕事をこなしています。
犬たちにとって、らんぷの会の夫人たちは〝お母さん〞のような存在で、その日の仕事が終わると、みんな一斉に無邪気な犬の姿に戻り、甘えてくるそうです。
写真/田尻光久
写真提供/東京慈恵会医科大学
取材・文/袴 もな
※保護犬の情報は2023年6月7日現在のものです。
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