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【犬のために何ができるだろうか】保護団体と連携をする 「みやざき動物愛護センター」

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殺処分ゼロの先にある「収容ゼロ」を目指して。
県と市が一丸となって運営する「みやざき動物愛護センター」の取り組みを紹介します。
1回目の記事はコチラから

出典/『いぬのきもち』2018年2月号
取材・撮影・文/尾﨑たまき

※保護犬の情報は2017年12月8日現在の情報です

<span style="font-size:smaller;">撮影/尾﨑たまき</span>
撮影/尾﨑たまき

県と市の職員の皆さんは、和気あいあい。両端はセンターのモデル犬(左がきぼうで、右がみらい)

「いのちの教育」を通して、目の前の大切な命を守り、ともに生きることを学ぶ子どもたち

「みやざき動物愛護センター」(以後センター)が力を入れている取り組みのひとつに「いのちの教育」があります。小学生を対象にした授業で、ペット、家畜、野生動物について考えたり、人と動物のつながり、かかわり方、そして命について考えることが目的です。授業にはセンターのモデル犬「きぼう・みらい」も参加。2頭は野犬として保護されましたが、トレーニングを経て、子どもたちと楽しくふれあえるまでに成長しました。今まで犬に触れたことがない子どもたちも、きぼうとみらいを触ると一気に笑顔になるのだとか。

<span style="font-size:smaller;">撮影/尾﨑たまき</span>
撮影/尾﨑たまき
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撮影/尾﨑たまき
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撮影/尾﨑たまき

「いのちの教育」で子どもたちは、自分や友達、モデル犬の胸に聴診器を当てて心音を聞くことにより、皆同じ命だということに気づけるのだそう。授業は2回1セットで、1回はセンターに来てもらい、施設の見学のほか、実際に保護された犬たちの姿も目にする

授業は、職員で獣医師の岐本博紀さんと、同じく職員で元校長先生の赤木憲昭さんらが行います。赤木さんが長年教育の現場に携わっていた経験を生かし、随所に工夫が凝らされた内容に。
子どもたちからは、「命を大切にしようと思いました」「聴診器で動物の心臓の音を聞いて、生きているということを学びました」など、多くの感想が寄せられています。木添和博所長は、「センターが飼えなくなった動物を引き取ってくれると誤解される方もいます。遺棄を助長させないためにも、『いのちの教育』を通して啓発に力を入れていきたい」と話します。

行政ではできないことを保護団体がカバーする

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撮影/尾﨑たまき

センターの譲渡会に参加した「いのちのはうす保護家」のスタッフの皆さん。新しい家族との出会いもあり、スタッフは笑顔いっぱいの譲渡会となった

センターでは毎週日曜日に譲渡会を開催。保護団体が保護犬を連れて参加することも可能です。この日は、管理所時代からかかわりの深い山下由美さんが代表を務める保護団体「いのちのはうす保護家(ほごや)」も参加。山下さんは、センターの前身、管理所が舞台になった映画『ひまわりと子犬の7日間』の原案『奇跡の母子犬』の著者でもあります。愛護センターの開所を目指して署名運動に奔走した山下さん。初めの一歩として、譲渡対象犬を保護する施設「ひまわりの家」を平成20年度に完成へと導きました。この施設長だった山下さんは、譲渡犬に選ばれず管理所に残されたシニア犬や傷病犬の行く末に胸を痛め、施設長を退職。その後、残された犬たちを救うため「いのちのはうす保護家」を立ち上げました。

<span style="font-size:smaller;">撮影/尾﨑たまき</span>
撮影/尾﨑たまき

無料開放のドッグランでは、日曜日に保護団体との譲渡会を行っている

<span style="font-size:smaller;">撮影/尾﨑たまき</span>
撮影/尾﨑たまき

保護室から譲渡対象の犬舎に行けない犬を、職員の上野久治さんが山下さんに案内

「動物たちはもちろんですが、犬のために懸命に働く職員さんたちを守りたい。だから行政ができない部分を私たちがカバーする! そう思ったのです」と山下さんは話します。

<span style="font-size:smaller;">撮影/尾﨑たまき</span>
撮影/尾﨑たまき

性格は穏やかだが、弱視のためなかなか新しい飼い主さんが見つからないきゅうりくん。当時のボランティアの方々と久しぶりの再会に、きゅうりくんもうれしそう。きゅうりくんが「ひまわりの家」から来た最後の犬となった

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