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柴犬マロたん、認知症や老いも怖くない!先輩柴女子さんが教えてくれること。

久しぶりにマロたんの大親友のさっちゃんに会いに行きました。さっちゃん15歳、闘病中です。写真を撮らせてもらったけれど、おとうさんが「こんなボロボロなの撮ってもどうしようもないよ。」とおっしゃるので、今の状態のさっちゃんの画像を公開することは控えます。
この写真は2014年のもの。さっちゃんとマロたんの関係をよく表していると思います。「さっちゃん大好き!」なマロたんと「仕方ないわね」と渋々付き合ってくれているさっちゃんです。8歳年上のさっちゃんにとって遊び盛りのマロたんの相手をするのは、すごく大変だったはずなのにいつもいつも一緒でした。
一説によると、犬がお尻や尻尾をくっつけ合うのは、お互いを信頼しているからだそうです。
がっつりくっついているマロたんとは裏腹に、なんとなくさっちゃんの頭はマロたんを避けている印象です…。だけど、それでもやっぱり離れず「仕方ないわね」と付き合ってくれたさっちゃんです。
マロたんが成長しキャピキャピ感が薄れても、やっぱりさっちゃんにくっつきたいのでわざわざここに座ったマロたん。チラリと後ろを確認し「はいはい、マロンね。仕方ないわね。」と、許してくれました。なんて幸せな時間なのでしょう。
だけども、13歳の頃からさっちゃんは他の犬との距離感がわからなくなった様子でした。いきなり至近距離から他のわんこにタックルをして突き飛ばしたり…。あんなに温厚で穏やかだったのにどうしちゃたんだろう。なにかおかしい。おかしいけれど、理由はわからない。そんな日々が続きました。
そんなさっちゃんにマロたんは怒るようになりました。「もうやめてよ!」と牙を剥き、距離を取るようになってしまいました。あんなに大好きだったさっちゃんに怒るなんて…。

それから程なくしてさっちゃんが変わってしまった理由が判明しました。認知症です。
これがさっちゃんとマロたんが遊んだ最後の日です。2016年10月。
この頃には認知症が始まっていたと思われるさっちゃんですが、この日はタックルもせず、毎日遊んでいたあの頃のように追いかけっこをしてくれました。
これが最後だとわかっていたのなら、ちゃんと望遠レンズを準備したと思います。だけども、今となってはブレブレの写真も「これも自分らしい思い出!」と開き直っています(苦笑)
2017年1月。
認知症と診断されてから初めてさっちゃんのおうちに遊びに行った際、マロたんの表情が一瞬厳しくなったように見えたので、「また怒るんじゃないか」とリードを強く握りしめました。
次の瞬間、マロたんはさっちゃんの頭に鼻をくっつけてクンクン。
マロたんは、普段からさっちゃんのお尻をクンクンすることはなく、この記事の一枚目の写真のようにさっちゃんの頭をクンクンするのです。そして、この日も頭をクンクン。
すべてを理解したかのように、この日以降さっちゃんに対してマロたんは一切怒らなくなりました。
(仲良し具合が伝わる写真に戻します!)

最近では、昼夜逆転しているさっちゃん。おばあちゃんを在宅介護されているご家族にとって、そんなさっちゃんのお世話は想像以上に大変なはずです。それでも、お話しているとさっちゃんが可愛くて可愛くて仕方がないと言う気持ちが痛いほど伝わって来ます。
さっちゃんのおとうさんは、痩せて小さくなったさっちゃんの写真を撮っていたわたしに「そんんなボロボロなの撮ってもどうしようもないよ。」とおっしゃるくせに、撮った写真をプリントしてお渡しすると「こんな姿になっても可愛いもんだな。」とデレデレです。ツンデレめ(笑)
そして、そんなご家族の姿に勇気をもらいます。わたしもいつかマロたんが高齢になったり、病気になって介護が必要になっても精一杯頑張ろうと思います。さっちゃんってすごく強くて優しいかっこいい柴女子なんです。その強さや優しさは病気になった今も変わりません。どんな時も頑張るさっちゃんが愛しくて、そんなさっちゃんにも力をもらっています。
どんなに愛したって犬は人間よりも速く一生を駆け抜けて行きます。だからこそ、最後の一秒まで幸せでいてほしいと思います。自分の父親の介護を出来ないわたしがそんな風に思うのは身勝手かもしれませんが、さっちゃんのおかあさんは「うちだって施設や病院に入れられるならそうしてるわよ。あなたはまだ若いんだから親のために自分を犠牲にしなくたっていいのよ。」と慰めてくださいました。さっちゃんの優しさは、きっとおかあさん譲りです(;_;)
帰り際に、さっちゃんのおかあさんに「その時が来たら泣きながらマロンに会いに行くからね。」と言われ…その時…それってさっちゃんとお別れする時?そんな時は来なくていい!ので、「来ないで!あと5年は来ないで!」と半分冗談で半分本気で手を振りました。
認知症って悪いイメージのほうが圧倒的に強いけれど、いいこともあるとさっちゃんが教えてくれました。以前のさっちゃんなら、ご家族以外に撫でらそうになるとササッと逃げていたのですが、今ではわたしがマッサージしても気持ちよさそうに眠ってくれます。さっちゃんを腕に抱いてお昼寝させられる日が来るなんて3年前には想像も出来ませんでした。
ツンデレを極めてデレデレになったさっちゃん。
マロたんだけではなく飼い主にとってもかけがえのない宝物です。
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