お散歩デビュー2日目にして拒否柴を見せるぺるちゃん
@peru.shibainu
紹介するのは、Instagramユーザー
@peru.shibainuさんの愛犬・ぺるちゃん(撮影時、生後3カ月/柴犬)。こちらの投稿には
「なるほど、これが噂の #拒否柴 なのですね」とのコメントとともに、初めて“拒否柴”を発動したぺるちゃんの姿が写っています。
飼い主さんに話を聞くと、お散歩デビューの日はあいにくの大雪で、あまり歩けないまま帰ってきてしまったのだそう。この写真は、その翌日のお散歩デビュー2日目に撮影したものだといいます。
「なるほど、これが噂の #拒否柴 なのですね」
@peru.shibainu
初めは楽しそうにウロウロしていたというぺるちゃんですが、突然動かなくなってしまったのだとか。初めて見る拒否柴の姿に、飼い主さんは思わず感動したと振り返ります。
飼い主さん:
「今までにコーギーを飼ったことがありますが、散歩が大好きなコでしたし、散歩中に動かなくなることは一度もありませんでした。今回のぺるの姿を見て、『これが噂に聞く拒否柴なのか』と感動しました」
ぺるちゃんが散歩を拒否した理由について、飼い主さんは「まったくわからない」といいますが、「もしかしたらお外の情報量が多すぎて、一度整理する時間が必要だったのかな?」と推測しています。
あれから約4カ月が経過したぺるちゃんの姿は……
桜の下でほほえむ生後5カ月のぺるちゃん(撮影時)
@peru.shibainu
あれから約4カ月が経過し、ぺるちゃんは生後7カ月になりました(取材当時)。今でも「拒否柴することがある」というぺるちゃんですが、変化したことがあるといいます。
それは、「水が欲しいんだな」「違う道に行きたいんだな」「まだ帰りたくないんだな」「ちょっと休憩しているだけだな」など、ぺるちゃんが何をもって拒否の態度を見せているのか、飼い主さんが理解できるようになったのだとか。
過ごした時間とともに、ぺるちゃんと飼い主さんは確かな関係性を築いているようですね。
「たくさん遊んで、ごきげんぺるさん」
@peru.shibainu
また、時間の経過とともにさまざまな成長を見せているという、ぺるちゃん。飼い主さんはぺるちゃんの成長について、印象的なエピソードがあるといいます。
飼い主さん:
「最初のうちはほかの犬さんとの距離の取り方がわかってなくて、『好き!』とグイグイ詰めて引かれたりしていました。それがだんだん小さな犬さんには優しく近づくようになり、『成長している!』と思いました」
【獣医師解説】散歩デビュー翌日に拒否柴をする犬の心理
散歩デビュー翌日に拒否柴をするぺるちゃん
@peru.shibainu
ぺるちゃんはお散歩デビューの翌日に拒否柴をしたそうですが、この光景からはどのようなことが読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
岡本先生:
「散歩デビュー時に散歩拒否をする犬には、下記のような特徴があると思います。
・外に慣れていないコ
・警戒心の強いコ
・怖がりなコ
今回のぺるちゃんは、散歩デビューの当日はあいにくの大雪で、あまり歩けないまま帰ってきてしまったとのことでしたね。そのため、初めて見る景色や、人やほかの犬の存在、ニオイや音に不安を感じたり、自分で歩くことに緊張して座り込んでしまったのではないかと思います。
そんなぺるちゃんも、生後7カ月ごろには拒否柴に変化が見られたそうですね。飼い主さんのエピソードを拝見するに、今は自身の要求を飼い主さんに伝えるために拒否柴をするようになったのではないでしょうか」
犬を散歩好きなコにさせるためのポイントは?
岡本先生:
「愛犬を散歩好きなコにさせるためのポイントとしては、無理をせずに少しずつ外の環境に慣らしていくことが大切でしょう。デビューしたてで不安や緊張が強い場合は、最初は抱っこで外の環境に慣らすのも1つかと思います。
また、歩けたらおやつなどのご褒美を与えるのもよいでしょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
写真提供・取材協力/
@peru.shibainuさん/Instagram
取材・文・構成/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年2月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。