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愛護センターにいた推定3才の保護犬と家族に “第2の犬生”を歩む柴犬の「1年後の嬉しい変化」にほっこり!

もともと飼い主さん夫婦は結婚してからウサギと8年間一緒に暮らしていましたが、そのコが2023年に亡くなってしまったのだそう。夫婦ともに喪失感が大きかったことや、妻が手術を控えていたことなどから、その後なかなか新しい家族を迎え入れることができなかったといいます。

妻が実家で代々保護犬と暮らしていたことなどから、保護犬をお迎えすることを検討。保護犬の施設をサイトで検索して見ていたところ、県が運営している愛護センターで気になるコを見つけたそう。それが茶太郎くんだったといい、飼い主さん夫婦はすぐに会いに行ったそうです。
当時の出来事について、飼い主さんは次のように話しています。
「職員の方によると、高齢だった飼い主が施設に入るため、茶太郎は愛護センターに引き取られたとのことでした。
茶太郎の譲渡は先着順ではなく、審査をして犬に最適な環境か見極めて譲渡先を決めると言われ、複数回の面談と生活環境を確認するための家庭訪問が数回ありました。
茶太郎には実際多くの応募があったみたいですが、私たち夫婦を選んでいただきました。譲渡決定の電話をもらったときはとても嬉しかったことを今でも覚えています」
茶太郎くんを家族に迎えて1年が経過 現在の様子は?

噛んだり無駄に吠えたりすることもなく、「とてもいいコでした」と飼い主さんは話します。前の飼い主さんが教えたのか、お迎え当時から「オスワリ、オテ、オカワリ、フセ」もできたのだとか。

飼い主さんは「ずいぶん素っ気ないな」と感じることもあったそうですが、家族になって1年経ったころから茶太郎くんに変化が見られたといいます。
「私たちが床に座ると体をくっつけて横になったり、夜は茶太郎用の寝床があるのに人のベッドで寝たりと、とにかく人のあとをついて歩くようになったんです。
茶太郎はとくに妻が大好きで、妻が料理をしているときはキッチンでおとなしくそばにいたり、お風呂やトイレにもついて行きドアの前で待っています」
第2の犬生を歩む茶太郎くんへの思い

「先日、茶太郎も一緒に両親と弟夫婦と初めて泊まりで旅行に行きました。高齢の両親も茶太郎のことを孫のように可愛がってくれており、茶太郎もそれに応えてくれて親孝行にもなりました」

「茶太郎は元保護犬ということで、もしかしたら我が家に来る前はつらい思いもしたかもしれません。ちょっと甘やかしすぎている気もしますが、うちに迎えたからには茶太郎に『この家に来てよかった!』と思ってもらえるように、夫婦で接しています。
茶太郎にはとにかく元気で長生きしてもらいたいです。居心地の良い環境を提供し、犬も人もハッピーに過ごせればと思います」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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