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元女子アナ6名が絵本の朗読を通じて、子どもたちに「命の尊さ」を問う

チャリティ朗読会や朗読ボランティアを通じて犬や動物たちの現状を伝えている、にくキューレスキュー@大人女子アナウンス部の活動を紹介します。

1回目の記事|「話す技術」で犬の命を救いたい!元女子アナ6名による動物愛護活動

2回目の記事|元女子アナ6名が朗読を通じて伝えたい「保護犬」のこと

朗読の途中で「犬とのふれあい会」講座も

子ども向け朗読会「どうぶつ会議」では、犬とふれあったことがない園児たちのために、写真のように犬の触り方についてレクチャーします。


保育園、幼稚園、小学校と場所を変えて開催している「どうぶつ会議」ですが、定番となっているコーナーがあります。
それは「犬とのふれあい方」講座。
このコーナーを毎回行う理由を西田さんが話してくれました。

「愛犬の散歩中、何も言わずに急に犬を触りにくる子どもがいて八ッとすることがあります。
もし噛まれたらと思うと怖いですよね。
犬との接し方がわからないからだと思うのですが、犬に噛まれた経験から、将来その子が犬嫌いになってしまったら残念なこと。
そうならないよう、犬という動物を理解してもらうためにも、私たち飼い主やご家族がふれあい方を教えるのは必要なことだと考えています」

未来を担う子どもだからこそ、命について伝えたい

写真は、とある幼稚園で開かれた「どうぶつ会議」での一コマ。登場して数分で、犬の「あーくん」はすっかり園児たちの人気者に!


取材時も、会の合間に西田さん扮する犬の「あーくん」が前方に登場し、「犬とのふれあい方」講座が始まりました。
着ぐるみの犬・あーくんに、園児たちは大興奮!

「まず『触っていいですか?』と飼い主さんに聞いて、グーにした手を下からゆっくり犬に近づけます。
犬のほうからニオイをかぎに来るまで待ちましょう!」

一連の方法を教えたら、実際園児たちにあーくんを触ってもらいながら、ふれあい方を確かめます。
こうして朗読やあーくんとのやりとりを通して、犬に興味がなかった園児たちにも犬のことを知ってもらえるところが、「どうぶつ会議」のよさだとメンバーは考えています。

「すでに完成された大人の感性を動かすのは難しいことも。
でも子どもの心は柔軟です。
だからこそ子どものころに、犬に触れ、命の尊さを感じでほしいんです。
そうすれば、その子どもたちが大人になったとき、犬を取り巻く環境がもっといい方向に変わっていくと思うんです」

自分たちができることを、長く続けていくことが重要

メンバーの建部さんがデザインした299オリジナルのTシャツを着て、朗読会に挑みます


299の活動は今年で4年目を迎えました。
仕事や家事に忙しいメンバー6人が、こうしていっしょに活動を続けられるのは、「犬や動物が好き」「話すことが好き」という同じ“好き”をメンバー間で共有できるから。
そして無理なことはしていないからだとメンバーは話します。

「犬のためにできることって、じつはなんでもあるんですよね。
私たちのように朗読で“伝える”こともあれば、寄付をすること、保護犬を迎えること、法改正に向けて活動することなど、さまざまです。
でも何であっても続けなければ結果につながりにくい。
だから私たちも、自分たちの身の丈にあった、できる範囲のことをすることで、長く活動していけたらと考えています」
過去に「どうぶつ会議」を行ったある園では、その影響から保護犬を迎え入れたケースもあるそう。

※各情報は2019年4月5日現在の情報です

出典/「いぬのきもち」2019年6月号『犬のために何ができるのだろうか』
取材・撮影・文/尾﨑たまき
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