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柴犬それぞれのシッポの個性|連載「ここ掘れここ柴」vol.40

今週の「柴犬のここが好き」

椅子に座ると、しっぽが伸びるとこ。
巻き尾の子も伸びるんだね。
誰のしっぽが1番長いかな?

巻尾、差尾、太刀尾、右巻き、左巻き・・・
柴犬さんのしっぽを分類すると何種類になるのでしょう。

くるくるっと二重に巻いているしっぽは伸ばすと意外と長くて驚きます。
しかし、固くぎゅっと巻いている子のしっぽはちょっとやそっとでは伸ばせず、
手を離すとくるくるっと元に戻ってしまいます。
これこそまさに「形状記憶しっぽ」ですね。
たまに、普段は左巻きなのに、何かの拍子で右に巻いてしまって、
「何か違和感あるんだよなあ」みたいな顔しているのを見ることがあります。
そういう時はお尻の辺りがムズムズするのでしょうか、
しきりにお尻をブルブルっとしますね。
するとどうでしょう。
ブルブルをやめて静止すると、しっぽはいつもの位置に落ち着ついています。
うまくできていますよね。

柴さんたちは、お友達の尻尾と自分の尻尾が違うことをどう思っているんでしょう。
人間で言うところの"ヘアスタイルの違いみたい"なものなのか。
全く気にならないものなのか。
聞く機会があれば聞いてみたいことの一つです。

今週のおまけ

こよみさんのしっぽについては以前にもお話ししたことがあります。
"ゆるふわしっぽ"のこよみさんです。
寝るときにはこのゆるふわしっぽが完全に伸びきるので、
ご覧の通りの長さになります。
「長いなあ・・・」
こうして寝ているこよみさんを見るたびに、長いなあとつぶやいてしまいます。
くるっと丸まって寝ている時は、しっぽもお尻に沿うようにカーブするので、
キュッとこじんまりしています。
ソファの上では縦に長く寝ることが多く、一番小さいこよみさんがソファの3分の2ほどを占めてしまいます。
ご存知の通りしっぽは敏感ですから、こよみさんに触れないように残りの3分の1に座ろうとしても、
しっぽの先っぽにわずかに触れただけでビックと起き上がって「キッ」と鋭い視線を投げかけてくるのです。
「気使うわ〜」
柴犬さんとの生活は気を使うことも多いですよね。笑

それにしても、漢字の読みとは面白いものです。
「しっぽ」と入力すると「尻尾」と変換されます。
通常の読みとしては、「尻」=コウ・しり、「尾」=ビ・お です。
「尻」=しっ、「尾」=ぽ
「尻」を「しっ」と読むのは理解できるとして、「尾」を「ぽ」と読むのは面白いですよね。
しっぽが「かわいい」と思われることの理由の一つは、この名前にあるのではないでしょうか。
「ぽ」の響きのかわいさが、しっぽそのもののかわいさを後押ししているように思います。

「うちの子の"しっぽ"かわいいでしょう。」
「うちの子の"しりび"かわいいでしょう。」
随分と印象が違いますよね。笑

作者紹介:ここ柴

京都府在住。柴犬の魅力をイラストで表現してSNSで発信、共感を呼び、「ここ柴部」のハッシュタグとともに話題に。そのイラストは、ドラマ・映画「柴公園」のエンドロールにも登場。柴犬たちのクスッと笑える生態を描いた書籍「柴犬のここが好き」を出版。

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