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シロさんの病院での診断結果がよくなくて、おかーさんが思ったこと【連載】おばあちゃん犬がやってきた第90回

こんにちは。2匹の猫と、1匹の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
我が家は15才のおばあちゃん犬を引き取り、家族として迎えました。
それから、2年という月日が経ち、おばあちゃんだったシロさんは
年季の入ったヨボヨボスーパーおばあちゃん犬となりました。

動物病院での診断結果があまり良くなくて

でも、よく考えると...

よし、いつも通り過ごそう

うっかり手ごと食べられるおかーさん

シロさんは今日も愛おしい

今年の冬に18歳を迎える予定だった、ご老体のシロさん。
春が越せますように、夏が越せますように、秋が越せますように。
もう少し、もう少しだけ側に、という願いは少し欲張りだったのかもしれない。
診断結果をきいたとき、明日死んでしまうかもしれないと思ったとき
不思議と涙が出てくることはありませんでした。
たくさんの願いをシロさんは十分叶えてくれていたから
思っていたのは、どうか楽に天国にいけますように。
苦しむことがありませんように、とただただ願っていた・・・つもりでした。
おやつに食らいつくシロさん、咬まれたところが痛くて
自分の手の赤くなった咬み跡をみて、あぁ、今この子は生きているんだ。
でもずっとは生きてくれないんだと思い知らされた気がしました。
だからこそ、“かけがえのない今”に必死に寄り添いたいと、そう思いました。

大丈夫だよ

シロさんね、もうお耳も聞こえないし、おめめも見えてないからね?
ずっと、横で寝とくし。
だから、おかーさん。
笑ってもいいし。泣いてもいいよ。

tamtam プロフィール

動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。

tamtam インスタグラム

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