犬が好き
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シロさんがおかーさんに与えてくれたもの【連載】おばあちゃん犬がやってきた第91回
我が家は外飼いだったおばあちゃん犬を引き取り、家族として迎えました。
迎えて3年が経とうとしていたとき、動物病院での診察結果から
いつ死んでもおかしくないと、言われてしまったシロさん。
複雑な気持ちが絡まる中、おかーさんはあることを考えます。
残された時間でシロさんにしてあげられることはなんだろう
私はこの子に何かしてあげたいと考えました。
すっかりボケてしまったシロさんに私は何がしてあげられるだろう、と。
シロさんは私に何をしてくれただろう?
いや、寝てただけやんーーーー!
ボケてしまっても、それでもただ側にいてくれる。
でも、その存在の大きさが今までおかーさんを支え続けてくれていたのだと気付きました。
同じように、おかーさんもずっと側に
旅行に行けなくても、しっかり歩けなくても、
ただ側にいてあげようと思いました。
残念なことに、おかーさんにはシロさんのような
偉大な癒しパワーはありませんがね!(笑)
シロさん、いつもありがとう
シロ先生とお呼びなさい
大切なことは何も知らないのよ。
tamtam プロフィール
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
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