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シロさんの元気がなくて…おかーさんが子どもたちに伝えたこと【連載】おばあちゃん犬がやってきた第92回

こんにちは。2匹の猫と、1匹の犬と暮らし、二児の母でもあるtamtamです。
我が家は15歳のおばあちゃん犬を引き取り、家族として迎えました。
それから、2年という月日が経ち、おばあちゃんだったシロさんは
年季の入ったヨボヨボスーパーおばあちゃん犬となりました。

暖かい日曜日のある朝

ある日の朝、その日はとても天気も良く、ポカポカした暖かい日曜日でした。
朝ごはんの時間に来るはずのシロさんが来なかったのです。
口元へ運ぶとご飯は食べてくれたのですが、いつもと様子が違う。
シロさんはゆっくり私の方へ顔を向け、
まるで目が見えているかのようにじっと見つめていて。
そんなシロさんからは"お別れ"の合図をされたような気持ちになりました。

子ども達に伝える"お空への旅立ち"

多くの犬猫を看取ってきたおかーさん。
シロさんに死が近づいてきているのが分かりました。
実は我が家は今年の夏にシロさんの相棒犬、チョコちゃんを失ったばかりで。
子ども達にそのとこを正直に伝えてました。
けーくんとのんちゃんは静かに私の話を聞いていて
死がどういうものか理解している感じでした。
シロさんの死は悲しいことではない。
だから静かに送ってあげようと話しをしていたら...

ママは寂しくないの?

肩の力が少しだけ、軽くなったような気がして、
涙ぐむけーくんと、のんちゃんを抱きしめてました。
いくら強がっても、人は独りでは生きていけないんだろう、と深く思いました。

子ども達よ!!おかーさんに活をいれてくれ!!

容赦ない子ども達

いや、けっこー痛いわ!!

やっぱりね、うん。寂しいよ。
それでもシロさんの前ではいつも通りのおかーさんでいたくて。
こんなとき普段通りにするのってやっぱり難しい。
けーくんと、のんちゃんに救われました。
ありがとう。ありがとうね。
でも結構強く叩きすぎじゃない?(笑)

おうちはいつも賑やかだねぇ

泣いたり、笑ったり、怒ったり。
人間って犬より騒がしい生き物だと、
シロさんは思うんだぁ。
みんなの声がするのはあっちかな?

tamtam プロフィール

動物病院で動物看護士として勤務後、現在は個人で犬猫を預かり里親を探す「一時預かりボランティア」を続けている。犬猫の保護や介護について、大変な現実だけでなく、楽しさ・幸せをSNSで発信し大きな話題に。
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。

tamtam インスタグラム

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