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人との関わりで毛色が増えた!? 犬の毛色にまつわる雑学まとめ

白、茶色、黒、マールやトライカラーなど、犬の毛色は非常に個性豊かですが、これには人と関わってきた歴史も、大きく関係しているのをご存じですか? 今回は、そんな歴史の話をはじめ、犬の毛色にまつわる雑学をご紹介します。

犬の毛色の種類が豊富なのは、人のために働いてきたことが関係している!

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
多くの犬が野生で暮らしていたころは、茶色い毛色が主流でした。これは、茶色が周囲の色に溶け込みやすく、狩りをするときに獲物に気づかれにくい色だったため。しかし近年では、「哺乳類で犬以上の毛色をもつ動物はいない」といわれるほど、犬の毛色の種類は豊富です。

犬の毛色の種類が増えたのにはさまざまな理由がありますが、人の仕事を手伝うために交配が進んだことが関係していると考えられています。例えば、真っ白な被毛が美しいウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア。この犬種はかつてキツネ狩りを手伝う仕事をしており、その際に獲物と間違って撃たれないようにと、目立つ毛色である白の被毛をもつ個体が選ばれ出来上がったといわれる犬種です。

なお、現在でも茶色の毛色の犬が多いのは、野生時代の遺伝子を引き継いでいるためとされています。

犬の毛色は“後天的な要素”で変化することがある!

ワイマラナーのシュシュちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の毛色を保つために欠かせない色素は、たんぱく質から作り出されます。そのため、食事のたんぱく質の量が不足してしまうと、毛色が薄くなったり、毛づやが悪くなったりすることが。たんぱく質不足は病気にもつながるおそれもあるため、犬種や体格にあったフードを与えることが大切です。

なお、ユニークな理由で毛色が変わる、ワイマラナーという犬種がいます。ワイマラナーは美しいグレーの被毛をもちますが、なんと夏場に日焼けすることによって、被毛が茶色に変化することあるのだとか。冬場になるともとの色に戻るのも興味深いですね。

犬の毛色の研究に今後も注目!

柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
お友達と出かけるカニーンヘン・ダックスフンドの茶葉ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ちなみに、犬の毛色には「チョコレート」や「ビスケット」など、かわいらしい名称がついたものがありますが、これらは比較的最近つけられた名称です。なかには、犬種のスタンダードでは認められていないものの、「カフェ・オ・レ」という名称も。
犬の毛色はまだまだ研究中の分野――。これからも注目していきたいですね!
参考/「いぬのきもち」2020年12月号『知って! 見て! さわりたくなる♡ 犬の毛色学』(監修:動物ジャーナリスト 藤原尚太郎先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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