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噛まずに飲み込んだり…犬の「早食い」って大丈夫? 体への影響や防止策を獣医師が解説
愛犬は「早食い」をする?
飼い主さんたちに「早食いしている愛犬の様子」について話を聞いてみると、下記のようなエピソードが寄せられました。
あまり噛まずに飲み込む
- 「あまり噛まずに飲んでしまう」
- 「家に迎えた時(生後50日)からずっとガツガツという感じで食べます。噛まずに飲み込んでいるようです」
- 「ドッグフードは飲み物です!的な早食い。食べてる途中にオヤツを取り出すと、急いで食べてオヤツをもらおうと、さらにスピードアップする」
- 「食べ終わるまでお皿に顔を突っ込んだまま、フードを噛まずに全て舌ですくって丸飲みします」
- 「誰にも取られないよう、急いで噛まずに丸飲みしてるよう。それを見て体に悪いと思い、『アムアム』の言葉で噛むことを教えたらちゃんと噛むようになりました。けどアムアムって言わないと、まだやっぱ早食いです」
- 「咀嚼音が聞こえずほぼ丸飲み。食べ物への執着が強く、何でも食べようと食いつくので困っています。体調不良などはありませんが…」
ガツガツ勢いが…!
- 「ガツガツと止まることなく食べる」
- 「息もつかずに一気食いって感じで、あっという間に食事終了」
- 「お皿まで食べる勢い」
- 「器から粒が飛び散るくらいの勢いで食べてます」
- 「どうぞ、といった瞬間から一心不乱にお皿が空になるまで一気に食べています」
- 「鼻をフガフガ言わせながらがっついて食べる」
- 「ガツガツと1分も経たずに食べ終えてしまう」
- 「脇目も振らずガツガツ!食べることに全集中しています」
対策をしても…
- 「早食い防止の為に、突起のあるフードボウルを使ってフードをあげていますが、それでも早食いしてるように思います」
- 「早食い防止のフードボールなのに数分で完食」
- 「ペロッと完食してしまうので、早食い防止のお皿を試したりコングに入れて食べさせたり試しましたが、今は卵形のコロコロ転がして穴からご飯が出てくるものにしたら頑張ってコロコロしてます」
心配な行動も…
- 「食べたあと、1~2回ほど、『カッ』っと咳払いすることがある」
- 「むせるほどの早食い」
- 「何があっても一回も顔を上げずに全部食べています。なので二回に分けています。げっぷが凄いです」
- 「勢いよく、突起のある器でもガツガツ。たまに早すぎて吐く」
早食いによって、犬にトラブルが起きたケースも
- 「嘔吐してしまった」
- 「食べて遊んで吐く(涙)」
- 「朝食のあと、吐いて、また、それを食べていることが、何度かありました」
- 「食べ過ぎで、ウェってしたりします」
- 「喉詰まりして苦しみ倒れた。すぐに応急処置してやって助かったが、早食いはなおらない」
- 「軽く詰まったのか、食べた直後に咳をしたらフードが出てきた」
- 「食べている時、ドッグフードの粉が鼻に入って、くしゃみを連発したことがあった」
- 「トラブルとまでは言わないと思うが、早食いし過ぎて途中で嗚咽やら食べ終えてから凄いゲップをして心配になる」
【獣医師が解説】早食いをするコの傾向や、早食い防止策は
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「まず早食いとは、ものの数秒数分で食べてしまう様子を指します。犬の歯はよく噛んで食べることに向いている歯ではないので、ほぼ飲み込んでいるコが多いです。
早食いをする理由としては、『単にお腹が空いている』『食べることが大好きで必死で食べている』ということが考えられます。また、本当に栄養が足りなくて必死である場合もあるでしょう」
獣医師:
「早食いしがちな犬の傾向としては…
犬が早食いをすると、どんな影響が?
獣医師:
「ときには吐いたり、げっぷやしゃっくりが出やすくなります。血糖値の上がりよりもだいぶ早く食べ終わるので、満腹感が得られにくく、過食傾向になります。大型犬などは胃捻転が心配ですね」
早食い防止の効果的な方法は?
獣医師:
「たとえば…
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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