1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 雑学・豆知識
  4. 敏感なコや持病のあるコは要注意! 犬の「気象病」について獣医師が解説

犬と暮らす

UP DATE

敏感なコや持病のあるコは要注意! 犬の「気象病」について獣医師が解説

天気が悪い日は人でも体調を崩しがちですが、犬でも同じようなことがあるようです。この記事では、犬の「気象病」について、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

犬の気象病とは?

見つめるカニーンヘン・ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
——犬の気象病とはどのようなものでしょうか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「気象病とは、天気の変化によって体調が悪くなることをいいます。犬も気象や天気の変化に影響されるといわれています」

——気象によって、犬がどのように影響を受けてしまうのでしょうか?
獣医師:
「通常は外界に変化があったとしても、体内で一定の状態を保てるような仕組みになっているので、大きな変化を起こしません。

体に持病がない犬や、自律神経が強い犬だと、外界の変化を受けにくいですので、気にならないと思います。

しかし、体の機能が弱い犬や敏感な犬は、外界の影響を強く受けやすく、低気圧や湿気などで体内の血圧、血行が変化し体調が悪くなりやすいです。持病があったり、老齢であるコも同様です」
——低気圧や湿気などの影響で体調が悪くなる犬もいるとは、飼い主さんも心配ですね。
獣医師:
「最近は体の弱いコが増えている印象です。愛犬の体質が心配であれば、体づくりをしておくことも必要でしょう。基本はしっかり食べて、体を丈夫にすることだと思います。

また、気持ちが穏やかに過ごせるほうが、体は順調に動いてくれます。ストレスが過度にかかっていないかどうか、生活や家族との関係性も見直したいです」

気象病の犬に見られる症状

くつろぐ犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
——気象病の犬では、どのような症状が見られるのでしょうか?
獣医師:
「若く健康な犬の場合は、あまり変化を感じられないかもしれませんが、年を取っていたり、体調が悪いコだと……

  • 何となく元気がなく寝てばかりいる
  • 食欲がなくなる
  • そわそわして落ち着かない
といったように、いつもと違う行動に気づくかもしれません」

気象の影響を受けやすい犬への対処法

お座りする犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
——気象の影響を受けやすい犬への対処法について教えてください。
獣医師:
「持病がある犬の場合は、それが悪化する可能性があります。症状の悪化があれば動物病院を受診し、治療を受けましょう。

また、今後も気候の変化があった際に繰り返す可能性がありますので、治療を強化したり、頓服薬を常備しておくこともひとつかもしれません。かかりつけ医と相談しましょう」


(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る