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事故に繋がるかも!? 犬の散歩中に「やってはいけない」行動5選
愛犬の散歩は、日常的に行うお世話のひとつです。しかし、飼い主さんが散歩中に取りがちな行動の中には、愛犬を危険にさらしてしまうものがたくさんあるので注意しましょう。
今回は、飼い主さんが注意すべき「散歩中にやってはいけない行動」を、5つご紹介します。ご自身の行動を、改めて見直してみましょう。
イヤホンで音楽を聴きながら散歩する
イヤホンで耳をふさいでしまうと、周囲の音情報をキャッチすることができないため、大変危険です。
例えば、後ろから来た車に気付かず、愛犬が飛び出してはねられてしまったり、ほかの犬が近くにいることに気付かず、犬同士がケンカをしてしまったりなど、あらゆるリスクが考えられます。
「自分は大丈夫」などと思わず、散歩中のイヤホン装着は絶対にやめましょう。
ウンチを拾うときにリードを離す
ウンチの後始末をしている最中は、そちらに気を取られて愛犬への意識が薄まりがちになり、うっかりリードを離してしまうケースも。
その隙に脱走してしまう犬も実際におり、危険です。また、拾い食いをしたり、自転車などと接触事故を起こしたりする危険性もあります。
ウンチの処理中はリードをしっかりと持ち、愛犬が自分の近くを離れないよう注意しましょう。
気管が悪いのに首輪で散歩をする
気管が変形する「気管虚脱」という病気になっている犬や、気管虚脱予備軍と診断されている犬は、首輪での散歩が不向きです。
リードを引っ張ったときに喉が圧迫されるため、病状が悪化したり、それをきっかけにして気管虚脱を発症したりするおそれがあります。気管虚脱の犬は、首輪ではなくハーネスで散歩をしてあげましょう。
気管虚脱は小型犬のシニアに多い病気なので、気になるかたはかかりつけ医に相談してみてもいいですね。
自転車やバイクに乗って散歩をする
自転車やバイクに乗りながら散歩をすると、リードがタイヤにからまって愛犬が首を吊ったり、飼い主さんが転倒して愛犬を下敷きにしてしまったりと、愛犬の命に関わる重大な事故を起こすおそれがあります。
また、車両に乗りながらの散歩は道路交通法違反になる場合もあるので、絶対にやめてください。
暗い時間帯の散歩中、犬にライトや反射板を付けない
夜間の散歩中は、飼い主さんだけでなく、犬にもライトや反射板をつけましょう。特に黒い犬や小型犬は闇夜に隠れてしまうため、車や自転車の運転手からは見えにくく、はねられてしまうおそれがあります。
意外と危険が多い散歩。愛犬の安全は飼い主さんの行動にかかっています。気をつけて散歩に行くようにしてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2021年8月号『愛犬にキケンをもたらす! 飼い主さんのそれやっちゃダメ行動』(監修:フジタ動物病院副院長 獣医師 戸野倉雅美先生、フジタ動物病院「グルーミングガーデン」トリマー 佐藤亜也子さん、英国APDT認定ペットドッグトレーナー 獣医師 Canine Relationz主宰 藤本聖香先生)
文/higarina
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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