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「太りやすい犬種」はあるの? 犬が太る理由や太るリスクを獣医師が解説

愛犬が肥満にならないように気をつけている飼い主さんも多いと思いますが、もともと犬種によって太りやすいということもあるのでしょうか?

今回、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。

太りやすい犬種はあるの?

見つめる犬
getty
——もともと太りやすい犬種はあるのでしょうか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「特定の犬種で太りやすいというのはなく、全犬種当てはまるでしょう。犬が太るのは、飼い主さんが愛犬の体調管理をうまくできていないことが原因だからです。

避妊去勢手術をした犬は、ホルモンバランスが変わり太りやすくなりますが、太らないように気をつけられれば肥満にはならずにキープできます。

病気の種類によってはむくんだように太ってしまうものがありますが、治療を受ければ解消されます」

犬が太ることのリスクは?

飼い主と犬
getty
——犬が太ると、どのようなリスクがありますか?
獣医師:
「人も『肥満は万病のもと』と言われますが、犬も同じです。

脂肪は皮膚だけでなく、お腹の中、胸の中、内臓すべてに蓄積します。関節や腰が痛くなったり、皮膚病、肝臓病、糖尿病などになることもあります。立つことができなくなる犬もたまに見かけます。

胸の中にも脂肪がつきますので、ゼーゼーしたり呼吸が苦しくなりやすいです」
——太りすぎるとつらい症状が見られるのですね。

愛犬が太らないように、飼い主さんが配慮したいことは?

見つめる犬
getty
——愛犬が太らないようにするには、飼い主さんのどのような配慮が必要でしょうか?
獣医師:
愛犬の体型と体重が健康的なものか、正確に知る必要があるでしょう。飼い主さん自身での判断では、標準と思われている体型が太っていることが多く見られます。愛犬の体型について、かかりつけ医に一度みてもらいましょう。

たまに『うちのコは太っていない』と憤慨される方がいますが、獣医学的な面の基準から見ているものです。現実を受け止めましょう。

愛犬を肥満にさせないためには、普段から食事と運動のコントロールをすることが重要です。愛犬の理想的な体型を知り、日頃からおやつを与える量に気をつけたり、食事の質や与える量を見直すなど、配慮してあげるようにしましょう。

愛犬の食事の見直しについても、かかりつけ医と相談してみてください」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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