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「年のせい」と見過ごされることも…シニア犬がかかりやすい「甲状腺機能低下症」の症状

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犬も年を重ねることで病気にかかりやすくなりますが、シニア犬が注意したい病気もあるようです。

この記事では、特にシニア犬がかかりやすい傾向にある病気のひとつ「甲状腺機能低下症」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生が解説します。

犬の甲状腺機能低下症とは?

寝そべる犬
getty

——犬の甲状腺機能低下症とはどのような病気ですか?

山口先生:
「甲状腺機能低下症とは、甲状腺ホルモンの分泌が少なくなることによる病気です。人間では橋本病とも呼ばれています。

甲状腺からは身体の代謝を担うホルモンが分泌されているのですが、甲状腺機能低下症になると元気や覇気がなくなります。一般的には、シニア犬に多く見られる病気だといわれています。

甲状腺機能低下症の発見には、血液検査が必要になります。元気や覇気がないなど気になる様子がある場合はもちろんですが、シニアに入ったら定期検診でホルモン値のチェックをすることで早期発見につながります」

犬の甲状腺機能低下症の症状とは?

眠る犬
getty

——甲状腺機能低下症になると、犬にどのような症状や変化が見られますか?

山口先生:
「たとえば…

  • 元気や覇気がない、寝てばかりいる
  • 動きが鈍い、散歩を嫌がる
  • 脱毛や色素沈着、膿皮症や外耳炎など皮膚の異常
  • 食欲は変わらないのに太ってくる
  • 悲しげな表情

などというように、甲状腺機能低下症ではさまざまな症状が見られることがあります。愛犬の様子を性格や加齢と考え、見過ごしがちな病気でもあります。

愛犬に元気がなくなってきたら加齢や性格だと判断せずに、まずは獣医師に相談するとよいでしょう」

犬の甲状腺機能低下症の治療は?

獣医師と犬
getty

——甲状腺機能低下症になった犬には、どのような治療が必要なのでしょうか?

山口先生:
「まずは、血液検査で甲状腺ホルモン値を測定します。甲状腺ホルモン値はいくつかの原因で低下が見られますので、それらが除外できたら甲状腺機能低下症と考え治療を開始します。

治療には、飲み薬である甲状腺ホルモン製剤が使われます。甲状腺機能低下症では、定期的な検査と投薬が一生涯必要となります。腫瘍である場合、手術などを検討することもあります」

愛犬がシニアになったときに、飼い主さんが配慮したいことは?

笑顔の犬
getty

——愛犬がシニアになったら、飼い主さんは日頃からどのようなことに気をつけてあげる必要がありますか?

山口先生:
「シニア犬になると、若い頃に比べて活動量が減ったり、寝ている時間が増えてくると思います。ただ、実は年齢のせいではなく、甲状腺機能低下症などの病気が関わっているケースもあるのです。

症状や様子だけでは判断はできませんので、シニアになったら定期検診を習慣にすることや、検査頻度や検査項目を増やすことなどもおすすめいたします」

(監修:いぬきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ

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