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「犬の散歩でしてはいけないこと」 愛犬を安全に散歩させるために

愛犬の散歩中、飼い主さんがついやってしまいがちな行動のなかには、愛犬を危険にさらしてしまうおそれがあるものも。いぬのきもち獣医師相談室の丸山知美先生に、散歩中の飼い主さんのNG行動や、雨天・夜間での注意点についてお話を伺いました。

犬の散歩でしてはいけない行動とは?

お散歩中のチョコちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――犬のお散歩をするとき、飼い主さんがしてはいけない行動はありますか?

丸山先生:
「基本的に目を離さないようにしましょう。注意深く散歩中の行動をみてあげないと、思わぬ事故の原因になることがあると思います。急な飛び出し、犬同士のけんか、無駄吠え、誤食などもその一環でしょう。

イヤホンなどで音楽を聴きながらのお散歩は、まわりの状況に注意を払えないのでとても危険です。スマートフォンを見ながらお散歩をされているかたもときどき見かけますが、これも急なアクシデントに対して対応ができません。

また、いわゆる自転車での引き運動は現在法律的にも禁止され、道路交通法違反になります。走行中に排泄を見逃してしまったり、愛犬を轢いてしまったり、また愛犬に自転車の方向を急に変えられてしまったりと、犬にも人にも危険が及ぶおそれがあります。そのほか、複数の犬の同時散歩も、統制が取れていない場合は事故の原因になるかもしれないですね」

夜間や雨天のお散歩での注意点は?

お散歩中のラガーちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――夜間や雨天など、うっかりしてしまいがちだけれど、やらないよう気をつけたほうがいい行動などがあれば教えてください。

丸山先生:
「夜間は、自転車や車、バイク、また通行者からも愛犬が見えにくく、思わぬ事故になるおそれがあります。リードやお散歩バック、首輪などに反射板やライトなどを付けたり、飼い主さんも明るい色の服を着たりして、愛犬の散歩中であることを周囲に知らせながら歩くことも、事故の防止につながるでしょう。

また、雨天は人も足元が滑りやすくなるため、飼い主さん自身が滑りにくい靴を履きましょう。傘は手がふさがるうえに、お散歩中に視界が効きにくいなど事故につながるおそれもあるため、レインコートを用いるなど、装具にも注意をした方がよいかもしれません」

愛犬を安全にお散歩させるためには

笑顔で散歩するミニチュア・ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――愛犬を安全にお散歩させるために、飼い主さんが意識しておいたほうがいいことがあれば教えてください。

丸山先生:
「先述しましたが、まず愛犬から目を離さないことです。周囲や落ちているものなどに十分な注意を払い、ケガや誤食、ケンカなどに発展しないように注意深く行うことが大事です。また、人通りの多い時間帯や、周囲の犬のお散歩時間なども把握できるといいかもしれないですね」

――ありがとうございました!
愛犬のお散歩中は、安全のためにつねに周囲に注意を払うことは必須です。今回の内容も参考に、愛犬との大切なコミュニケーションの機会でもあるお散歩の時間を、安全で楽しいものになるようにしたいですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・丸山知美先生)
取材・文/田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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