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愛犬が自分のしっぽを追ってクルクル…放置するのが心配なワケって?

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見つめるミニチュア・ダックスフンド
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より

愛犬がふとしたときに、自分のしっぽを追いかけてクルクル回っているのを見たことがありますか?

いぬのきもち編集室が、飼い主さん1,124名にアンケート調査をしてみたところ、約4割の人が該当する結果に。

円グラフ

「遊んでいるだけ」のように見えるかもしれませんが……じつは、病気が疑われる心配なケースもあるようなのです。

愛犬がしっぽをクルクル追いかけてる! 飼い主さんの反応は……

しっぽを噛むキャバリア
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より

まず、アンケートで得られた飼い主さんの声から見ていきましょう。多くの飼い主さんは、愛犬がしっぽを追いかけている理由を、次のように推測しているようでした。

・「散歩不足や、あまりかまってあげない日があったりで、ストレス発散みたいです」

・「忙しくて相手にできないとき、やってました」

・「思い通りにならないときに回る」

・「毎日クルクルして、しっぽをカジカジしている。ストレスが溜まってるのかな!?」

・「イライラしているときに」

・「しっぽがかゆいのか、どうしたいのかわかりませんが…」

なんとなく原因は予測できるけれど、心配に思っている飼い主さんも。

・「毎日のように追っかけているので、ストレスとかなのかな…と、ちょっと心配です」

・「毎晩必ず唸りながら回って、そのあと部屋中をダッシュで行ったり来たりしています。心の病気ではないかと心配です」

・「もう2才を過ぎたのに、いつも必死にやっています。運動不足とかストレスなのかなと、心配です」


自分のしっぽを追いかけ回すワンちゃんたち……いったいなにが原因なのでしょう?

じつはこの行為には、「問題行動」と「病気」のふたつの可能性があるようなのです。

自分のしっぽを追いかけるのは、「常同障害」かも

落ち込むゴールデン・レトリーバー
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より

まずは、「常同障害」が疑われます。常同障害とは、何度も同じ行動を繰り返す行為。ときに自分自身を傷つけることもあるようです。

「いぬのきもち」(2017年9月号)では、以下のように説明しています。

「自分のしっぽを追いかけてクルクル回り続けたり、一定の部位を血が出るまでなめ続けたりする場合は常同障害の可能性を疑います。

〜中略〜

しっぽを噛む、一日中なめ続けるなどの行動が皮膚の炎症につながり、さらに症状を悪化させることになるので受診を」

(「いぬのきもち」2017年9月号『犬の「行動治療」はじめてガイド』p.69より引用)

常同障害の原因とは?

常同障害の発症原因として考えられるのは、以下のようなこと。

「遺伝的な要素に加え、不安や葛藤などのストレスが積み重なり発症」
(「いぬのきもち」2017年9月号『犬の「行動治療」はじめてガイド』p.69より引用)

脳や身体に疾患があるのか、それとも飼い主さんの気を引くための行動なのか、鑑別が重要になるそうです。

最新研究で解明! 理由がわからずにしっぽを追うのは「てんかん」が原因かも

眠るミニチュア・ダックスフンド
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より

しっぽを追いかけるもうひとつの可能性として、最新研究で明らかになったことがあります。

「いぬのきもち」(2017年9月号)によると、「突然しっぽをぐるぐると追いかけ始める」「なんのきっかけもないのに激しく吠える」などの突発的な問題行動で、行動診療科を訪れた犬の脳波を検査したところ、てんかん発作が起きるときと同様の異常波データが検出されたのだとか!

てんかん治療の薬が有効だった犬もいるらしい

遊ぶ柴犬
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より

前述の「いぬのきもち」(2017年9月号)でのくわしい解説をさらに見ていきましょう。

「問題行動が見られた検査を受けた犬のうちの8割に異常波が出現し、このうち治療をおこなった4分の3以上の症例にてんかん治療で使う薬が有効だったという結果が出ています。

大学病院での症例という偏りはあると思いますが、過去の報告よりもずっと高い確率で問題行動へのてんかんの関与が明らかとなりました。

トレーニングや抗うつ剤など、従来の治療ではなかなか解決できなかった問題行動に対して、“てんかん治療”というもうひとつの選択肢が与えられたということでしょう」

(「いぬのきもち」2017年9月号『犬の「行動治療」はじめてガイド』p.69より引用)

まさか、しっぽを追う原因に、てんかんが関係しているかもしれないなんて……これは驚きの研究結果ではないでしょうか?

見つめるチワワ
まいにちのいぬのきもちアプリ投稿写真より

「しっぽを追いかけているのは、きっと遊んでいるから」

「ストレスがあるかもしれないけど、どうしたらいいかわからないから放っておこう」


もしこのように考えている飼い主さんがいたら、問題行動や病気の可能性を疑って、受診することをオススメします。

愛犬も苦しんでいるかもしれません。できるだけ早く原因を知り、改善していけるといいですよね。

『いぬのきもちアンケート vol.3』
引用/「いぬのきもち」2017年9月号『犬の「行動治療」はじめてガイド』p.69より
文/Honoka

※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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