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犬が「こたつ」に入るのを推奨できない理由 起こりうるトラブル事例とは?|獣医師解説

だんだんと寒くなり、こたつを出した家庭も増えてきたことでしょう。

犬を飼っている家庭でこたつを出す場合、何か気をつけたほうがよいことがあるのでしょうか? いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

犬はこたつに入っても大丈夫?

くつろぐ柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
——こたつを出したときに、暖かさを求めて中に入りたがる犬もいるかもしれません。そもそも、犬はこたつに入っても大丈夫なのでしょうか?
岡本先生:
「犬がこたつに入ることは推奨できません。こたつの中にいる愛犬に飼い主さんが気づかず、蹴飛ばしたり踏んでしまったりなどの恐れがあります。

また、こたつの内部は高温多湿の状況になるため、低温やけどや脱水、乾燥による皮膚・呼吸器のトラブルにつながります。特に掘りごたつはスイッチが入っているいないに関わらず、犬が熱中症や酸欠などを起こすなど、命に関わる事故につながる可能性もあるので、犬のいる家庭では使用しないほうがよいでしょう。

もし犬がこたつに入ってしまい、上記のような症状が見られた場合には、すぐに動物病院を受診してください」

犬のいる家庭でこたつを使用する際の注意点は?

見つめるチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
——家庭によっては、寒い時期はこたつを出して過ごしたいという場合もあると思います。その際、愛犬の安全を考えて飼い主さんが配慮したいことはどのようなことでしょうか。
岡本先生:
「可能であれば、犬がこたつに入らないように部屋を分けたり、入らないようにしつけるなどができるとよいでしょう。

こたつ以外に、犬が好む暖房器具にはホットカーペットがあります。これも使用の際には注意が必要で、特に幼い犬やシニア犬は低温やけどなどを起こす危険性があります。人が使うものとは別に、犬用のホットカーペットやヒートマットを用意してあげたほうが安全です。

その際、犬がいつもいる場所全面に敷くのではなく、カーペットやマットを敷かない場所も用意し、あつくなったら離れることができるように工夫してあげましょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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