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<PR>【うちのコ想いのマイハウス】子犬からシニア犬まで、ライフステージ別環境解説。目指せ!健康寿命を延ばす家

犬と暮らすなら、人間の生活動線だけを考えた住環境ではよくありません。家庭内でケガや事故が起こらないように対策するのはもちろん、できるだけ愛犬がストレスなく毎日リラックスして過ごせる家にしてあげることが大切です。

そこで今回は、獣医師の椎木亜都子先生に「犬にとって快適な家」の条件を伺いました。特に大事なのはライフステージに合った環境を整えてあげることです。子犬期・成犬期・シニア期それぞれのポイントをおさえて、健康寿命を延ばす家づくりを目指しましょう。

【子犬期】家づくりのポイント

子犬を迎える準備〜最初の数日

子犬をお迎えすると決まったら、まずはハウスの置き場所を決めましょう。家族が集まるリビングは、愛犬が安心して過ごせるおすすめの場所です。しかし、まだ新しい環境に慣れていないので構いすぎてはいけません。特にお迎えした最初の数日はハウスの中で過ごす時間を長くしつつ、家族の気配は近くに感じられるという状態にしてあげましょう。

なお以下のような場所は、子犬には刺激が強いためハウスの置き場所として好ましくありません。
×家族がよく通る場所や玄関の近く
×直射日光が差す窓付近
×エアコンの風が直接当たりやすい場所

子犬が慣れてきたら

徐々に新しい家に慣れてきたら、家の中を探索させて「ここは安全な場所」とわからせてあげましょう。その時、誤飲・誤食につながりそうなものや電化製品、コード類などは床に置かないようにしてください。好奇心旺盛な子犬は、なんでもかむことで身のまわりを確かめようとしますので、重大な事故につながる恐れがあります。

ほかにも子犬が興味を持ちそうな、洋服やスリッパ、ティッシュ、本なども目につかない場所に遠ざけておきましょう。もし愛犬がかんではいけないものをかんでしまったらすぐに取り上げ、かむおもちゃに誘導してほめてあげます。こうすることで、かんでいいものを学習させることができます。

続いて窓際やベランダにも連れていき、外の物音や景色、通行人、車、バイク、自転車などにも慣れさせておきましょう。飼い主さんは愛犬のそばで危険がないかを監視したり、優しく話しかけたりして、愛犬が初めて見る物事に対してよい印象を持つようにしてあげてください。このように早くから社会化を進めておけば、警戒心やストレスを感じにくくなるというメリットがあります。

子犬の発達に合った環境づくり

子犬期はカラダの発達がまだ未熟なため、床で足を滑らせたり、ソファやベッドから落ちたりする危険性があります。床材はできるだけ滑りにくく、クッション性のあるものを選ぶとよいでしょう。落下予防としては、子犬が上がる可能性のある場所にはステップを設置して、飛び上がり・飛び降りをしないよう工夫してあげましょう。
また、子犬は体温調節がうまくできないため、夏の暑さや冬の寒さは体調を崩す原因になります。 特に愛犬が過ごす床付近は寒暖差が大きいため、ときどき床にふれてみて暑すぎないか・寒すぎないかを犬目線でチェックしてあげてください。

【成犬期】家づくりのポイント

慣れた頃にこそ注意を

愛犬との暮らしが定着してくると、家の中でどこにでも自由に行けるようにさせたり、長時間お留守番をさせたりする機会が増えてきます。そんな時、飼い主さんの見ていない所で思わぬ事故やケガが起きないよう、室内に危険はないか改めて見直しましょう。特に注意した方がよいポイントをご紹介します。
1. 誤飲・誤食
子犬期の注意点と同様に、口にしてはいけないものは愛犬の届かない所に置くのが鉄則です。成長に伴い以前よりも高い場所に届くようになったり、扉を開けたりできるようになっている場合もありますので、今一度見直してみることをおすすめします。

2. 落下
どのような場所も、愛犬だけで移動させないように心がけてください。「きっと行かないだろう」と思い込んでいたら、愛犬が勝手に階段を上り下りしたり、ベランダに出てしまったりするケースがあり、それが事故につながることも。愛犬の体格によっては、わずかな段差でも骨折することがありますので、十分注意しましょう。

3. 転倒
犬の足の裏は滑りやすいため、フローリングでうまく止まれず転倒してしまうことがあります。犬の転倒は捻挫や骨折、脱臼につながることがあり危険です。室内を走らせる場合は十分に注意し、滑りにくい床材やフロアマットを活用しましょう。

4. 熱中症
夏の暑い時期には、子犬やシニア犬でなくても室内で熱中症になることがあります。愛犬にとって快適な室温は26℃前後、湿度50〜60%といわれていますので、快適に過ごせる空調管理を心がけましょう。また、脱水症状にも注意が必要です。常に新鮮なお水を飲める状態にしてあげてください。

【シニア期】家づくりのポイント

シニア期を迎えたら早めに対処を

犬は見た目があまり変わらないので、シニア期といわれてもピンとこない飼い主さんも多いことでしょう。しかし加齢に伴い筋力や足腰が衰えていったり、身のまわりの環境に影響を受けやすくなったりと、少しずつ変化が起きていきます。住み慣れた家の中でも、シニア犬にとっては危険に変わる場所もありますので、今の家が快適に過ごせる環境かどうかを早めに見直してあげましょう。身体能力の衰えから起きやすいリスクをご紹介します。

●踏ん張る力の低下
滑りやすい床はシニア犬にとっても、やはり危険です。踏ん張る力が弱くなっていますので、ただ歩くだけでも足腰に負担がかかってしまいます。愛犬がよく歩く場所にはマットを敷くなど対策を講じましょう。

●関節や足腰の衰え
今までは上り下りできていたソファやベッドでも、シニア犬になると着地に失敗したり足が引っかかってしまったりすることがあります。上り下りの段差が最小限になるよう、ステップやスロープを活用してあげましょう。うまく使えない場合は、フードやおやつで誘導して教えてあげましょう。

●視力の衰え
愛犬にとって、家の中にはたくさんの障害物があります。例えば机の脚や家具の角など、若い頃はしっかり見えていたので気にならなかったものでも、視力が低下すると避けられずぶつかってしまうことがあります。愛犬の行動範囲内にそれらの障害物を置かないようにするか、ぶつかる可能性のある場所にタオルや緩衝材を巻くなどして配慮してあげましょう。

●体温調節機能の低下
暑さ対策はもちろんですが、室内の冷えすぎにも注意が必要です。温感(または冷感)ベッドなどを用意して、愛犬が快適な温度の場所に自分で移動できるようにしてあげるとよいでしょう。

介護が必要な場合

愛犬の老化が進み、いよいよ今の住環境では暮らしづらいという場合は、愛犬専用の部屋もしくはスペースを作ってあげるのもよいでしょう。サークルを丸く囲んで安全に歩き続けられるようにしたり、クッションや緩衝材で壁を柔らかくしたりすれば、愛犬がぶつかっても安心です。愛犬ができるだけつらい思いをしないよう、環境面でしっかりサポートしてあげてください。

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滑りにくい素材で安心の床

愛犬の足腰に負担をかけないよう、シリコンコーティングやコルク材のフローリングを採用。滑りにくくすることで転倒やケガなどの事故を防止します。
シリコンコートフローリング

誤飲・誤食のリスクから守るペットゲート

愛犬が勝手に立ち入らないようゲートを設置することができます。例えばキッチンに設置すれば、調理中の思わぬ事故や落ちた食材の誤食などから愛犬を守ることができます。

自然の風を感じられるブラインドシャッター(電動タイプ)

新鮮な外気を部屋に取り込むことができるシャッター。屋外への飛び出しを防ぎながら、愛犬に自然の風を感じさせることができます。日差しの遮蔽(しゃへい)性も高く、節電・省エネ効果も期待できます。
※画像はイメージです。建物の仕様は異なります。

大和ハウス工業が提案する「犬と暮らす家」をもっと見る

いかがでしたか?家に迎えたばかりの子犬から、介護が必要になるシニア犬まで、ライフステージ別に家庭内で起こり得るトラブルや、生活の中での注意すべきポイントをご紹介しました。一生をその家で過ごす愛犬のために、快適に過ごせるアイデアを取り入れ、健康寿命を延ばしてあげましょう。
提供/大和ハウス工業
監修/椎木亜都子先生(獣医師)
2012年日本大学生物資源科学部獣医学科卒業。獣医師免許取得後、東京大学大学院農学生命科学研究科獣医動物行動学研究室に所属し、行動診療を学んだ後、2017年~2022年まで東京大学附属動物医療センターにて、非常勤獣医師として行動診療を担当。現在は、ペット問題行動クリニックBLISSにて往診による犬猫の問題行動治療を行っている。獣医行動診療科認定医
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