犬と暮らす
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犬が室内で隠れる理由とは 「名前を呼んでも出てこない」「狭いところにずっといる」のはなぜ?
「隠れているの? 」と思ってしまう犬の行動にはどのような理由があるのでしょうか。
「犬が室内で隠れる理由」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。
犬が隠れる理由とは
岡本先生:
「飼い主さんにとって愛犬が隠れているようにみえるこれらの行動は、犬からしてみると
- 狭い空間や暗い場所でリラックスしているから
- 狭い場所にいるのが安心できたり楽しいと感じているから
- 狭い場所から出ると怖いことや嫌なことがあるから
- 何か怒られるようなことをした心当たりがある
といった理由が考えられます。
犬が隠れるのは、落ち着ける場所や楽しい場所がある以外でも、たとえば、犬がイタズラをしてしまっていて誰かに気付かれたり怒られないように気配を消している、おもちゃなどを守っている場合などでもみられる行動です。」
犬に「隠れよう」という心理はあるの?
岡本先生:
「犬はもともと野生だった時代に洞穴で生活して身を守っていた動物です。犬の持っている習性から、安心したい、リラックスしたい、危険から身を守りたいという心理から"隠れよう”“狭い場所にいよう”という気持ちを持つのだと思います。」
犬が隠れているときの正しい接し方とは
岡本先生:
「愛犬がリラックスしている場合はそのままそっとしておいてあげてください。このとき、愛犬がいる場所が隠れられて困る場所である場合は、クレートなどほかに隠れることができる場所を用意してあげましょう。
もし、愛犬に怖い気持ちや不安な気持ちがあったり、何かに警戒してその場所に居続けている場合は、愛犬のことをよく観察して原因を探す必要があります。」
犬が隠れているときの注意点
岡本先生:
「犬ではまれですが、体の痛みや不快感があると隠れてしまい、名前を呼んでも声をかけても隠れている場所から出てこないこともあります。
愛犬が緊張や警戒をしているようであれば、精神面だけでなく体調面の不調も疑う必要があります。」
犬が隠れているようにみえる行動には何らかの理由があるそうです。参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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