1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 健康管理・健康診断
  5. 犬の甲状腺機能低下症はどんな病気? 原因と症状、治療法を獣医師に聞いた

犬と暮らす

UP DATE

犬の甲状腺機能低下症はどんな病気? 原因と症状、治療法を獣医師に聞いた

犬のホルモンに関わる病気のひとつに甲状腺機能低下症という病気があります。

では、犬が甲状腺機能低下症になるとどのような症状が出て、どのような治療が行われるのでしょうか?

「犬の甲状腺機能低下症の原因と症状、治療法」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。

犬の甲状腺機能低下症の原因

犬の甲状腺機能低下症はどんな病気? 原因と症状、治療法を獣医師に聞いた いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンの分泌が低下することで起こる病気です。多くの場合、甲状腺自体の萎縮や破壊が原因で引き起こされると考えられています。

犬の甲状腺機能低下症は、中高齢のあらゆる犬種で起こる可能性がありますが、ゴールデン・レトリーバー、ドーベルマン、ミニチュア・ピンシャー、ミニチュア・シュナウザーなどの犬種に起こりやすいといわれています。

犬の甲状腺機能低下症の症状

ボールで遊ぶジャック・ラッセル・テリア いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の甲状腺機能低下症でよくある症状としては、活動性や元気の低下、肥満、脱毛や被毛の質の変化(乾燥、フケなど)、皮膚の黒ずみなどが挙げられます。

飼い主さんは、「最近、元気がない」「毛が抜ける」「太ってきた」といった理由で動物病院を受診されることが多いです。

犬の甲状腺機能低下症の治療法

笑顔のゴールデン・レトリーバー いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の甲状腺機能低下症の治療は、不足している甲状腺ホルモンを薬で補うホルモン補充療法が中心です。毎日、内服薬を投与し、定期的に血液検査でホルモン値を測定しながら量を調整していきます。

愛犬が甲状腺機能低下症と診断された場合の注意点

笑顔のミニチュア・シュナウザー いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬が甲状腺機能低下症と診断された場合、獣医師の指示通りに薬をきちんと飲ませることが大切です。ホルモン療法は細かな調整が必要なケースも多いので、定期的な通院や血液検査での経過観察も忘れないようにしましょう。

一度、症状が改善しても投薬をやめてしまうと症状は基本的にはぶり返してしまうので気をつけてください。

病気を早期に見つけるためにも、愛犬の様子で気になることがある場合は動物病院を受診しましょう。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る