犬と暮らす
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カーミングシグナル、パンティング 意外と知らない犬用語をおさらいしよう
【アイコンタクト(しつけ用語)】
犬の名前を呼んだときに飼い主さんと犬が見つめ合うこと。ただ見つめ合うのではなく、犬が飼い主さんに「注目し聞く耳をもつようにする」ことが重要。これができると、オスワリなどの指示が通りやすくなったり、散歩中ほかの犬に吠えずにすれ違えるなどたくさんのメリットが!
【同意語】ミテ、注目
【アジリティ(スポーツ用語)】
人と犬がペアになり、コースに置かれたトンネル、ハードル、シーソーなどの障害物を決められた順番で時間内にクリアしていく競技。クリアさせる障害物はおよそ15〜20個ほどあります。
【類似語】ディスクドッグ…人がディスク(円盤状のおもちゃ)を投げ、犬がキャッチするドッグスポーツ。
【エリザベスカラー(医療用語)】
【類似語】カラー…犬の首輪のこと
【カーミングシグナル(生態用語)】
犬がほかの犬や人に対して「敵意はないですよ」「落ち着いてね」などと伝えるときに見せるしぐさや行動のこと。同時に自身の不安をやわらげる効果があります。鼻先をなめる、体をブルブルと振る、床のニオイをかぐ、あくびをする、体をかくなどその数はおよそ30種あります。
【類似語】ストレスサイン
【号令(しつけ用語)】
愛犬に指示を出すときに使うオスワリ、オイデなどの指示語のこと。教えておきたい基本のコマンドは、オスワリ、フセ、オイデ、マッテなど。これ以外にもチョウダイやオリテなど、たくさんのコマンドを教えると愛犬との意思疎通がスムーズになります。
【同意語】合図、指示、コマンド
【ダブルコート(お手入れ用語)】
毛が下毛(アンダーコート)と上毛(オーバーコート)の2層になって生えていること。寒冷地で改良された犬種に多く見られます。ハスキー、柴、ポメラニアン、ミニチュア・ダックスフンド、コーギーなど。
【対義語】シングルコート…被毛が1層の犬。トイ・プードル、ヨークシャー・テリア、マルチーズなど。
【パンティング(生態用語)】
犬はふだん鼻で呼吸をしていますが体温が上昇すると口から息をハァハァと吐き出して体温を下げます。これをパンティングといいます。暑い日や運動したあとに多く見られます。そのほか、興奮したときや緊張したとき、痛みを感じているときなどに見られることも。
【同意語】浅速呼吸、開口呼吸
参考/「いぬのきもち」2023年10月号『新米飼い主さんのための犬用語24』
写真/佐藤正之、殿村忠博、尾﨑たまき、奥山美奈子
文/いぬのきもち編集室
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