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愛犬の「歩き方」「足の長さ」のチェック方法 ”いつもの状態”を把握することの重要性とは

犬の体に異常があると、筋肉や関節の動きに異変が見られることがあります。病気を見逃さないためにも、愛犬の体の動きを見てあげることが大切です。今回は犬の体の動きの見方について、獣医師の南直秀先生に教えていただきました。

愛犬の健康のため、体の動きを知ろう!

犬の体の動きを知ろう
参考・写真/「いぬのきもち」2024年11月号『平熱、心拍数etc.「いつもの数字」がわかれば異変に気づける!うちのコのからだを知ろう』
愛犬のちょっとした体の変化も見逃さないためには、平常時の状態を把握しておくことが大切です。体温、体重、皮膚の色、毛並み、排泄物などの状態はもちろんですが、「体の動き」にも注目してみてください。

体に異常があると、筋肉や関節の動かし方に影響が出ることがあります。たとえば前庭疾患があると体が傾きがちになったり、甲状腺に異常があると表情が悲しげになったりすることも。動きの細かな変化は見逃しやすいので、普段から写真や動画を撮っておくとよいでしょう。

頭の位置の見方

犬の頭の位置の見方
参考・写真/「いぬのきもち」2024年11月号『平熱、心拍数etc.「いつもの数字」がわかれば異変に気づける!うちのコのからだを知ろう』
頭の位置をチェックすることで、関節痛や脳の病気がわかります。

引っ張りグセがある犬の場合、首の関節を痛めるなどで、頭の位置に異変があらわれることがあります。おやつで誘導しながら首を上下左右に動かし、向きにくい方向がないかを確認しましょう。チェックする頻度は月に1回が目安です。

歩き方の見方

犬の歩き方の見方
参考・写真/「いぬのきもち」2024年11月号『平熱、心拍数etc.「いつもの数字」がわかれば異変に気づける!うちのコのからだを知ろう』
歩き方をチェックすることで、関節や筋肉の病気がわかります。

散歩中にいつものリードをつけた状態で、上からと真後ろから愛犬の体を見て、背骨にゆがみがないか、身体が左右対象になっているか、足幅や指の向きが前後の足で異ならないかをチェックしましょう。チェックする頻度は月に1回が目安です。

脚の長さの見方

犬の脚の長さを計測
参考・写真/「いぬのきもち」2024年11月号『平熱、心拍数etc.「いつもの数字」がわかれば異変に気づける!うちのコのからだを知ろう』
足の長さを測ることで、骨や筋肉の異常がわかります。

骨格や関節に異変があると体が傾き、前足と後ろ足の長さに変化があらわれることがあります。前足は肩から、後ろ足は腰から足先までの長さを測ると、傾き具合が数字でチェックできますよ。チェックする頻度は月に1回が目安です。
愛犬のいつもの状態を知ることが、予防医療の第一歩になります。定期的に記録しておき不安なことがあれば獣医師に相談しましょう。
お話を伺った先生/南直秀先生(東京動物医療センター副院長)
参考・写真/「いぬのきもち」2024年11月号『平熱、心拍数etc.「いつもの数字」がわかれば異変に気づける!うちのコのからだを知ろう』
文/柏田ゆき
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