犬の大好きサインとは、愛犬が嬉しいときや楽しいときに、飼い主さんに対して見せる行動やしぐさのこと。積極的なアピールをしていなくても、何気ない行動で大好きサインを出していることもあるんです。今回は、3つのシーンで見られる、愛犬の大好きサインについてご紹介します!
寝ているときの大好きサイン!
無防備な姿で寝る
急所であるおなかを無防備にさらけ出し、すぐに起き上がれない「ヘソ天ポーズ」で寝るのは、無防備で全く周りを警戒していない状態です。何か異変があっても信頼している飼い主さんが守ってくれるので安心、といった具合にぐっすり眠っているのです。
飼い主さんにくっついて寝る
野生時代の子犬は、ほら穴などで母犬にくっついて寝ていました。大好きな飼い主さんはお母さんのような存在であり、体をくっつけることによって母犬に守られているように感じて安心して眠ることができるのです。愛犬が寄り添って寝ている姿を見るのは、飼い主さんにとっても心癒されますよね。
飼い主さんと離れて寝ているのは?
飼い主さんから離れて自分の場所で眠る犬もいますが、これもリラックスできている状態だといえます。快適な環境を与えられているという証なので、飼い主さんにくっついていなくても、愛犬と相思相愛のはずです。
スキンシップのときの大好きサイン!
なでるとトローンとした表情に
愛犬を優しくなでたとき、飼い主さんのぬくもりを感じて表情が自然にゆるむことがあります。これは相手に敵意がないことを表すと同時に、大好きな人だからこそ安心してリラックスしているという大好きサインです。
抱っこをおねだり
抱っこをおねだりしてくるのは、飼い主さんのぬくもりを全身で感じたいという大好きサインです。また、信頼している飼い主さんに守ってもらいたいという思いから、抱っこをおねだりすることもあります。
しかし、おねだりされるたびに抱っこをしていては、わがままな犬になってしまうことも。「オスワリ」などの指示に従わせてから抱っこをするように習慣づけましょう。
抱っこすると“もぞもぞ”と動くのは?
抱っこをしたときに“もぞもぞ”していたら、「落ち着かないのかな?」と思ってしまいますね。しかしこの行動は、もっと抱かれやすいように自分で体勢を整えているのです。こんなときは抱っこしたまま優しく声をかけて、愛犬を安心させてあげるといいですね。
遊びのときの大好きサイン!
おもちゃと飼い主さんを交互に見ている
おもちゃと飼い主さんを交互に見るのは、「おもちゃで一緒に遊びたい!」という飼い主さんへのアピール。飼い主さんと遊ぶのが大好きで、楽しいことを一緒に共有したいという気持ちが込められています。
おもちゃをくわえて持ってくる
おもちゃをくわえて持ってくるときは、ひとりで遊ぶこともできるけど、やっぱり飼い主さんと遊びたい!と誘いに来ています。ただし、持ってきたおもちゃでそのまま遊ぶと「これを持って行けば遊んでもらえる」と覚えてしまうので、愛犬が持ってきたおもちゃとは別のものを用意し、飼い主さんが主体となって遊ぶようにしましょう。
遊びの最中にうなるのは?
遊びながらうなっていると、「怒っているのかな?」とネガティブにとらえがちですが、遊びの最中のうなりは、「とっても楽しい!」というサイン。楽しすぎて盛り上がり、うなり声が思わずもれてしまうのです。ただし、興奮しすぎると犬自身でコントロールできなくなってしまうこともあるため、「フセ」などの指示でいったんクールダウンさせるとよいでしょう。
愛犬が飼い主さんに見せる「大好きサイン」は、わかりやすいものだけでなく、一見そっけなく見えるものもあります。きちんと気持ちに応えて、愛犬との仲を深めましょう!
参考/「いぬのきもち」2017年4月号『愛犬の大好きサイン&ツンデレサイン』(監修:東京農業大学 農学部バイオセラピー学科教授 獣医師 獣医学博士 増田宏司先生)
文/AzusaS
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。