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愛犬は真夏も快適に眠れている? 犬に適した「夏の寝床環境」と寝具のお手入れ方法とは
今回は「犬の夏の寝床環境と寝具のお手入れ方法」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。
犬に快適な夏の寝床の環境とは
山口先生:
「夏の犬の寝床では、適切に空調を使ったり、ひんやり素材のベットなどの便利グッズを使うとよいでしょう」
犬の寝床の暑さ対策
山口先生:
「近年の暑さを考えると、犬の寝床ではエアコンを使用したほうがよいです。寝床はエアコンの風が直に当たらない場所に設け、寝床からアクセスしやすい場所に水飲み場を数か所作るとよいでしょう」
――犬が過ごす部屋でエアコンを使用する場合、室温は何度くらいに設定すればよいですか?
山口先生:
「室温の設定は26℃前後、湿度は50%程度が目安ですが、お部屋によって効き方も変わるでしょうから、使用しながら適宜調整をしてください」
夏の犬の寝床作りで気を付けること
山口先生:
「犬の寝床として空調の風が直に当たる場所は避けること、夏は日の入りも早く、窓際は早朝から暑くなるため寝床を窓際に作らないことです。
また、湿度が高いと熱を発散できず、犬の体への負担となりますから、除湿を心がけることは過ごしやすさにつながるでしょう」
犬の寝床・寝具のお手入れ方法
山口先生:
「犬の寝床は、汚れ具合や素材にもよりますが、週1回~2週間に1回程度、洗濯表示に従って洗うとよいでしょう。ニオイの強い洗剤や柔軟剤の使用は避けた方がよいです」
――洗えない素材の犬用ベッドやマットなどは、どのようにお手入れをすればよいですか?
山口先生:
「洗えない素材の場合は、干す、拭く、掃除機をかけましょう。拭く場合はペット可の製品を使ったり水拭きをするとよいと思います」
――犬の寝床のお手入れで気を付けることはありますか?
山口先生:
「愛犬の寝床の清潔は重要ですが、犬はニオイで安心する傾向があるので、ニオイの取りすぎや柔軟剤などでニオイを付けてしまうことはおすすめできません」
愛犬が気持ちよく眠れる夏の寝床の整え方、参考にしてくださいね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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