犬と暮らす
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秋の散歩は犬の拾い食いに注意! 野生のきのこや銀杏の誤食は犬に危険
「秋の散歩中に注意したい、犬が誤食をすると危険なもの」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。
犬が散歩中に拾い食いをする理由
山口先生:
「秋は四季の中でも木の実や落ち葉が多い季節ですから、もともと拾い食いの傾向がある犬は誤食する機会が増えるのでしょう」
犬が誤食すると危険なもの①『野生のきのこ』
山口先生:
「犬が野生のきのこを食べた場合、そのきのこに毒がある場合は中毒を引き起こす可能性があります」
犬が誤食すると危険なもの②『銀杏(ぎんなん)』
山口先生:
「犬が銀杏を食べた場合、痙攣やふらつき、嘔吐や下痢、小型犬の場合は腸閉塞を引き起こす恐れがあります」
犬が誤食すると危険なもの③『どんぐり』
山口先生:
「犬がどんぐりを食べた場合、腸閉塞のリスクがあります。中型犬サイズでも、詰まることがあります」
犬の散歩中の拾い食い対策
山口先生:
「犬がすでに拾い食いをしたことのある場合は、それができない環境で散歩をするのが最も取り入れやすい対応です。そういった散歩コースを選ぶことや口輪の活用、リードを短く持って目を離さないことが挙げられます。
その上で、散歩前に愛犬のお腹をある程度満たしておく、散歩前にしっかり遊んで発散させておく、リーダーウォークやアイコンタクト、『ちょうだい』の練習を行い、散歩中に実践できるよう練習をするとよいでしょう。
拾い食いをしたときにおやつと交換できるように携帯しておくことも一案ではありますが、愛犬が口に入れたものよりもおやつのほうが魅力的だと感じない限りは解決策として難しい側面がありますので、拾い食いを起こさない状況作りに重点を置いたほうが有効です。
愛犬が拾い食いをして、万が一飲み込んでしまった場合は、動物病院を受診してください」
散歩中は愛犬が拾い食いをしないように気をつけましょう。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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