犬と暮らす
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犬の冬の睡眠を快適にするためにできることは? 冬の寝床作りの注意点
また、寒い季節に愛犬がぐっすりと眠るためにはどのような睡眠環境を整えてあげるとよいのでしょうか?
「犬の冬の睡眠を快適にするためにできること」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。
冬は犬の睡眠時間が増える傾向がある
山口先生:
「冬は日照時間が短くなることや気温が低くなることで、犬の睡眠時間は増える傾向があります。
また、日照時間が短くなるとセロトニンの分泌が減ります。セロトニンは快適な睡眠をもたらすメラトニンの原料で、このメラトニンが減少すると入眠しにくくなる、眠りが浅くなるなどの変化がみられます」
犬の冬の寝床作りのポイントと睡眠環境の整え方
山口先生:
「犬の冬の睡眠環境は、室温が20~25℃、湿度は40~60%が適切です。
愛犬の寝床では、
- 暖房やペット用カーペットを適宜使用すること
- 隙間風が入らないようにすること
- 床の冷たさが伝わらないような素材のベッドを使うこと
- 軽いブランケットを用意すること
これらのことを気にかけるとよいでしょう。
また、愛犬が自分で快適な場所を選べるように、室内の数か所にベッドを置いてあげるのもよいですね」
愛犬の冬の睡眠を快適にするためにできること
山口先生:
「愛犬の快適な寝床を用意するほかにも、日中の過ごし方の工夫も取り入れてみましょう。具体的には、日光浴や適度な運動も犬の良質な睡眠につながります。
朝8時台までに朝日を浴びること、温かい時間帯に日光を浴びながらお散歩することを心がけてみましょう。
シニア犬で歩行が難しい場合は、カートに乗ってお散歩をするのもよいですね。また、防寒着を着せるなど、愛犬の防寒対策もしてあげましょう」
寒い季節、愛犬が安心して眠ることができるように寝床の環境を整えてあげたいですね。
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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