犬と暮らす
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「プレ散歩」で初々しい姿を見せた子犬、1才になって大の散歩好きに! お外デビューのときにできる工夫は|獣医師解説
当時のまるくんは、まだワクチンプログラムが完了していなかったとのこと。「まるが外に少しでもなれるように」と、飼い主さんは抱っこのみでまるくんの散歩を始めたそうです。
ドキドキしながら、外の世界を感じている様子のまるくん。飼い主さんに当時の出来事を聞くと、印象に残っていることがあると話しています。
「当時のまるは、片手で抱っこできてしまうほど小さかったんです。そんなまるを見た近所のおばあちゃんが、『ぬいぐるみさんかと思ったよ〜』と言いながら笑ってくれたことが、いまでも思い出として残っています」
1才になったまるくんは、大の散歩好きに!
「散歩中にほかのわんちゃんに会うと、まるは必ず『あそぼー!』ポーズをします。社交的でとっても可愛いです」
【獣医師解説】犬が外を怖がらないようにするために、お外デビューのときに飼い主さんができる工夫
いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
「なれない外で犬が自ら歩くというのは、とてもハードルが高いです。なので、まるくんの飼い主さんのように、短時間の抱っこから外にならしたのはとても良いことだと思います。
無理のない範囲で外にいる時間を長くしたり、いろいろな人や音(車や電車の音、学校のチャイムなど)を経験することで、愛犬の散歩デビューがしやすくなるでしょう。リラックスできる室内でハーネスや首輪を装着し、リードで歩かせる練習をしておくことも大切です。
一般的に、警戒心が強いコや怖がりなコ、小さな音にも反応しがちなコなどは、とくにプレ散歩の効果を感じやすいのではないかと思います」
お外デビュー、散歩デビューの目安は?
「犬の散歩デビューの目安は、初年度のワクチネーションプログラムを終えて2週間経ったあたりになります。
抱っこでお外デビューするのはワクチンが済んでいなくても大丈夫ですが、ほかの犬との接触は避けるようにしましょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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