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朝の散歩後に布団へ直行し、即寝落ちする犬 毛布をかけて眠る姿からわかる心理は?|獣医師解説
まるで人のような寝姿を見せるこてつくんですが、撮影時はどのような状況だったのでしょうか。飼い主さんにお話を聞いてみることに。
いつもとは違うルーティンの日に見られた寝姿だった
しかし、撮影した日はいつもと違う予定で動いたのだとか。
「撮影したこの日は、お昼寝の前に散歩に行きました。おまけにこの日はいつもより寒かったので、いつも以上に疲れたのか、帰ってきたら早々に布団に行ったので、毛布を上からかけてあげました。
初めは毛布の端をくちゃくちゃとカミカミしていましたが、急に顔を上げてボーッと一点を見つめ始めたので、『何だ?』と思い動画を撮り始めたら、急にスイッチが切れて寝始めたんです。よっぽど疲れて眠かったみたいです」
「本当に人みたいで、どこかにチャックがあるんじゃないかと思いました。
この日、いつもであればお昼寝の時間なのに散歩に連れ出されたので、『あー疲れたなー。体も温かくなってきたし、もう寝よ』と思ったのではないでしょうか(笑) 仕事で疲れて、ベッドに入ったおじさんみたいですよね(笑)
こてつを見て『人みたいだな』と思うことは多々ありますが、今回のような寝方は初めて見ました」
【獣医師解説】朝の散歩後に布団へ直行し、毛布をかけてスヤスヤ眠る犬の心理
この様子からは、どのような心理が読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
「こてつくんはこの日、お昼寝の時間がずれたことと、いつもより寒かったことから、かけられた毛布の中が心地よくて急激に眠たくなったのだと思われます。
今回こてつくんはモフモフした毛布をかけてもらっていましたが、犬は犬の毛に近いような、ふわふわとした柔らかい素材を好む傾向があると考えられます。
その理由としては……
・暖かいから
・ふわふわの上にいると心地よいから
・母犬やきょうだい犬に埋もれていた記憶から安心感を得られるから
犬に毛布などを用意する際は、季節によって素材を意識するとよい
「犬に毛布や布団などを用意する場合、季節によって素材を気にしてあげたほうがよいでしょう。たとえば……
・冬場→保湿・保温性の高いマイクロファイバーや、フリース素材のもの
ただし、冬場は毛布と犬の毛が擦れて静電気が発生し、体に痒みが出てしまう可能性があります。部屋が乾燥しすぎていないか部屋の湿度を確認し、適度に加湿をするなど湿度も意識するよう心がけてくださいね」
写真提供・取材協力/@kote0201さん/Instagram
取材・文・構成/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年10月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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