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着替える飼い主を見て「散歩」と勘違い!? 犬は飼い主の行動から状況を理解することができるのか|獣医師解説
飼い主さんが「お出掛けかと思いきや出勤のお見送りだけだった時、露骨に不満そうな顔をする」と投稿したこちらの写真では、どこか悲しげな表情を浮かべるポメくんの姿が写っています。
撮影当時、飼い主さんは出勤するためにいつも通り着替えていました。その姿を見たポメくんは「散歩に行ける」と期待して玄関で待っていたそうですが、散歩はできないと知るとこのような表情になったそうです。
「そんなに露骨に表情に出さなくてもと思いました(笑) 期待してた分、余計にがっかりしたのかなと。『なんだ、お散歩じゃないのか』ってわかりやすい顔でした(笑)」
不満そうなときも嬉しいときも、表情が豊か!
「たとえば、気分じゃないときに抱っこされたときも、露骨な表情を見せます。また、犬があまり得意ではないコなので、近くに犬がいるときは露骨に微妙な顔をします(笑)」
「ありがたいことに、思った以上に反響をいただいてとても嬉しかったです。我が子が可愛いのはもちろんですが、ちょっと笑えるところも魅力だと思っていますので、みなさんにそういう姿を見ていただけたのは嬉しいですね!」
【獣医師解説】犬は、飼い主さんが着替える様子を見て「お出かけする」などの状況を判断できる?
ポメくんの様子からは、どのようなことが読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
「犬は、飼い主さんが着替える様子を見て『お出かけに行ける』『〜〜の時間だ』などの状況を理解したり、覚えたりすることができると思います。
飼い主さんのお散歩前のルーティン(着替えや、お散歩道具の準備など)や声かけ、おおよその1日のルーティンなどを覚えて学習し、状況を理解しています。
今回のポメくんは、飼い主さんが出勤の準備をする様子を見て、『お散歩前の準備』と勘違いして期待して待っていたのでしょうね。ポメくんの表情からは、『勘違い』と理解してがっかりしてしまったことが読み取れます。
ポメくんのように、飼い主さんの状況に敏感に反応してなんらかのリアクションを見せやすい犬というのは、お留守番が寂しいコや、お出かけ・散歩が好きなコに多く見られる傾向があると思います」
写真提供・取材協力/@pomeko_nymzさん/X(旧Twitter)
取材・文・構成/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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