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洗って干し終わった「ベッドパッド」をクシャッとする犬 行動からわかる心理は?|獣医師解説

せっかくキレイになったのに……。
洗濯したベッドパッドを取り込もうとする太郎くん
洗濯して干し終わった飼い主さんのベッドパッドに向かい、クシャッとする太郎くん。
@pipipinopi14
今回紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@pipipinopi14さんが投稿していたこちらの写真。そこには、ベランダにいる愛犬・太郎くん(撮影時3才/柴犬)の姿が写っています。

太郎くんの足元に注目するとベッドパッドが落ちていますが、飼い主さんによると「洗って干し終わったやつ」とのこと。なぜこのような状況になってしまったのでしょうか。

洗濯物を取り込んでいたら悲劇が?

洗濯物を取り込もうとする太郎くん
「太郎、それ洗って干し終わったやつね、やり直すね、ありがとね」
@pipipinopi14
写真が撮影されたのは、飼い主さんがベランダに干していた洗濯物を取り込んでいたときのこと。ふと振り返ると、太郎くんもせっせとベッドパッドを取り込んでくれていたのだとか。

太郎くんのこの姿を見て、飼い主さんはどのようなことを思ったのでしょうか。
飼い主さん:
「天気の良い日を見計らって洗った“大物”だったので、見た瞬間は固まりました。太郎は自分のものを洗濯されるのが好きではないんです。さすがにベッドパッドは太郎のものではないと思い干したのですが、考えが甘かったです。

でも、一生懸命自分のものにしようとしている姿が可愛くて、急いで撮影しました」
寝転がる太郎くん
寝転がる太郎くん
@pipipinopi14
自分のものを洗濯されるのが好きではないという、太郎くん。飼い主さんと太郎くんは一緒の布団で寝ているといい、飼い主さんは「『ボクのだ』というつもりだったのかもしれません」と話しています。

【獣医師解説】洗って干し終わった「ベッドパッド」を見てすぐさま向かい、クシャッとする犬の心理

洗濯物を取り込もうとする太郎くん
@pipipinopi14
飼い主さんがベランダに干していた洗濯物を取り込んでいたとき、太郎くんはベッドパッドを見てすぐさま向かい、クシャッとする行動を見せていました。

この行動からは、どのような心理が読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
岡本先生:
「タオルやペットベッドを洗濯したときなどに、犬がホリホリしたり体をこすりつけたりなどの行動を見せることがあります。一般的には、下記のような心理が表れていると考えられます。
・自身の匂いをつけて安心したい、もしくは洗剤の匂いが好きで体につけたい
・寝床を自身の好みに整えたい
今回の太郎くんは、洗濯して干し終えたばかりのベッドパッドに興味を示しているようでしたね。この行動からは、次のような心理が読み取れるでしょう。
・自分のものだと思い、自身のケージ等に運ぼうとした
・ふかふかしたものが好きで、噛んだりして遊ぼうと思った
・早く自身の匂いをつけたかった
また、飼い主さんのお話では、太郎くんは自分のものを洗濯されるのが好きではないとのことでしたね。その理由としては……
・『お気に入りのものを、どこかに持っていかれてしまうのではないか?』と心配している
・自分の匂いのついたものなのに匂いが変わってしまうから、洗濯されるのが好きではない
などの可能性が考えられるでしょう」

(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
写真提供・取材協力/@pipipinopi14さん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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