犬と暮らす
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健気な姿が可愛い! たった10分外に出た飼い主の帰りを待ち構える犬の心理は?|獣医師解説
「10分外に出ただけなのに飼い主の帰りを待ち構えている犬」と投稿された写真には、家に帰ってきた飼い主さんを窓からじーっと見つめるおはぎちゃんの姿が写っています。
撮影時について、飼い主さんは次のように話しています。
「とにかく飼い主に早く帰ってきてほしい、帰ってくるのが嬉しいと思っているのだと思います。とても愛おしく思いました」
おはぎちゃんはどんなコ?
「飼い主が妹につきっきりでかまってもらえず、きっと寂しいときもあると思います。でも、おはぎはひがんだりせず、妹を受け入れてくれています。
ふたりで一緒に遊んだら、2階から外を見る方法を教えてあげるような姿も見られます」
【獣医師解説】たった10分外に出た飼い主さんの帰りを待ち構えている犬の心理
いぬのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生に聞きました。
「今回のおはぎちゃんの行動は、飼い主さんへの強い愛着を示しているように感じます。短時間の留守番でも飼い主さんの帰りを待ち望み、再会を喜ぶ様子から深い絆も読み取れますね。
おはぎちゃんのような行動を見せる犬というのは、飼い主さんとの絆が強く、甘えん坊な性格のコに多く見られる傾向があると思います。
また、不安を感じやすい犬や、過去に分離経験のある犬も同様の傾向を示すことがあるでしょう」
犬は飼い主さんの帰宅時間を覚えることができるの?
「犬は飼い主さんの帰宅時間を学習し、ある程度の帰宅時間を予測することができると考えられます。これは日常のパターンや環境の変化(光、音など)を手がかりに、おおよそではあるものの時間感覚を養っているためだと考えられます。
飼い主さんとの絆が強い犬は、飼い主さんの帰宅時間を覚えて待つ傾向があると思います。また、知能が高く、環境の変化に敏感なコにも多く見られる特徴だといえるでしょう」
写真提供・取材協力/@cawaii_ohagiさん/X(旧Twitter)
取材・文・構成/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年1月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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