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散歩中の“拒否柴”から突然「なでろ」のスイッチオン! 柴犬の行動からわかる心理を獣医師が解説

この写真は、とある朝の散歩中に撮影したものだそう。ごまだんごちゃんが“拒否柴”をしたため様子をうかがっていたところ、徐々にゴロンの体勢になって寝転がり始めたのだとか。そして、「なでてもらうまで動きません」と言わんばかりの表情で飼い主さんを見ていたといいます。
愛犬にこんなふうにアピールされたら、なでずにはいられないですね!
ごまだんごちゃんの行動について、飼い主さんに話を聞いた!

着用しているハーネスには「なでなで希望」と記載されたラベルを貼り付けているそうで、ラベルに気づいてくれた人によくなでてもらっているのだとか。

「歩かなくなったときには、『また拒否柴が発動したなぁ。早く散歩再開しようよー』と思いましたが、徐々に寝転がっていく様子を見て、『あぁなるほど、ナデナデタイムのスイッチが押されたのね』と納得しました。飼い主ではなく、通行人の方になでてもらえるのを期待して待っていたのかなと思います(笑)
ナデナデタイムのスイッチが押されるのに決まった条件というものはありませんが、散歩中によく遊んでくれる顔見知りの方や、犬友の飼い主さんに会ったときには積極的にゴロンしている印象ですね」

【獣医師解説】散歩中に“拒否柴”をしたかと思いきや、突然「なでろ」のスイッチが入る犬の心理

犬のこの行動からは、どのようなことが読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に聞きました。
「ごまだんごちゃんはもともとなでられるのが好きで、社交性のあるコなのですね。見つめながらナデナデを要求する姿から、甘え上手なこともうかがえます。
幼少期にさまざまな人と触れ合って適切に社会化された犬は、家族以外の人に対しても警戒心を抱きにくく、フレンドリーにふるまう傾向があるでしょう。
散歩中に誰かになでてほしい犬が見せるアピールとしては、ほかにも下記のようなしぐさや行動が見られるかと思います。
・見つめる
・オテをする
・吠える
・舐める
犬の見せているひとつの行動に注目するのではなく、犬の体がリラックスしているか、表情のこわばりがないか、そのコの性格、置かれている状況など、全体的に見て判断してください」
ごまだんごちゃんってどんなコ?

飼い主さんは、そんなごまだんごちゃんのことが可愛くて仕方ないようです!
写真提供・取材協力/@kurosiba_gomaさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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