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散歩中の“拒否柴”から突然「なでろ」のスイッチオン! 柴犬の行動からわかる心理を獣医師が解説

「なでてアピール」をする柴犬の姿にクスッ!
散歩中に寝転がるごまだんごちゃん
「散歩中急に撫でろモードに切り替わるのなんなん そんなスイッチ押した記憶ないのに…」
@kurosiba_goma
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@kurosiba_gomaさんが「散歩中急に撫でろモードに切り替わるのなんなん そんなスイッチ押した記憶ないのに…」と投稿していた写真。道路の上で寝転がっている愛犬・ごまだんごちゃん(撮影時2才8カ月/柴犬)が写っています。

この写真は、とある朝の散歩中に撮影したものだそう。ごまだんごちゃんが“拒否柴”をしたため様子をうかがっていたところ、徐々にゴロンの体勢になって寝転がり始めたのだとか。そして、「なでてもらうまで動きません」と言わんばかりの表情で飼い主さんを見ていたといいます。

愛犬にこんなふうにアピールされたら、なでずにはいられないですね!

ごまだんごちゃんの行動について、飼い主さんに話を聞いた!

散歩中のごまだんごちゃん
ごまだんごちゃんのハーネスには、「なでなで希望」と記載が!
@kurosiba_goma
飼い主さんに話を聞くと、ごまだんごちゃんは子犬のころから人になでられるのが好きなのだそう。

着用しているハーネスには「なでなで希望」と記載されたラベルを貼り付けているそうで、ラベルに気づいてくれた人によくなでてもらっているのだとか。
散歩中に寝転がるごまだんごちゃん
別の日の拒否柴の様子。目を閉じて寝ちゃったの!?(笑)
@kurosiba_goma
そんなごまだんごちゃんは、散歩中にたまにゴロンと横になって「なでてアピール」をしているとのこと。「いつから始まったかは覚えていませんが、昔から週に数回程度見られる光景」だというごまだんごちゃんの行動について、飼い主さんはこう話しています。
飼い主さん:
「歩かなくなったときには、『また拒否柴が発動したなぁ。早く散歩再開しようよー』と思いましたが、徐々に寝転がっていく様子を見て、『あぁなるほど、ナデナデタイムのスイッチが押されたのね』と納得しました。飼い主ではなく、通行人の方になでてもらえるのを期待して待っていたのかなと思います(笑)

ナデナデタイムのスイッチが押されるのに決まった条件というものはありませんが、散歩中によく遊んでくれる顔見知りの方や、犬友の飼い主さんに会ったときには積極的にゴロンしている印象ですね」
散歩を楽しむごまだんごちゃん
ニコニコ顔で楽しそう♪
@kurosiba_goma
冒頭で紹介した写真は、Xで大きな反響がありました。「代わりになでてあげたい」「永遠になで回してしまいそう」などといった反応も寄せられたといい、飼い主さんは「私もこのポーズをされたときは、ごまちゃんの気が済むまでなでています(笑)」と話しています。

【獣医師解説】散歩中に“拒否柴”をしたかと思いきや、突然「なでろ」のスイッチが入る犬の心理

散歩中に寝転がるごまだんごちゃん
散歩中に寝転がるごまだんごちゃん。
@kurosiba_goma
ごまだんごちゃんが“拒否柴”をしたため様子をうかがっていると、徐々にゴロンの体勢になって寝転がり始め、「なでてもらうまで動きません」と言わんばかりの表情で飼い主さんを見ていたそうです。

犬のこの行動からは、どのようなことが読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に聞きました。
山口先生:
「ごまだんごちゃんはもともとなでられるのが好きで、社交性のあるコなのですね。見つめながらナデナデを要求する姿から、甘え上手なこともうかがえます。

幼少期にさまざまな人と触れ合って適切に社会化された犬は、家族以外の人に対しても警戒心を抱きにくく、フレンドリーにふるまう傾向があるでしょう。

散歩中に誰かになでてほしい犬が見せるアピールとしては、ほかにも下記のようなしぐさや行動が見られるかと思います。
・そばに寄って行く
・見つめる
・オテをする
・吠える
・舐める
ただし、これらのしぐさのみで判断はできません。なかには警戒心を抱いているケースもありますし、『これ以上近づくと噛みます』という気持ちの表れとして、こういった行動をとることもあります。

犬の見せているひとつの行動に注目するのではなく、犬の体がリラックスしているか、表情のこわばりがないか、そのコの性格、置かれている状況など、全体的に見て判断してください」

ごまだんごちゃんってどんなコ?

笑顔が可愛いごまだんごちゃん
笑顔が可愛いごまだんごちゃん
@kurosiba_goma
ごまだんごちゃんについて、「猫被りな性格です」と話す飼い主さん。外では誰に対してもフレンドリーで、「かまってくれる人には、ブリブリして体を擦り付けている」とのことですが、家族の前では「ちゃんと柴犬」な姿を見せているのだとか。

飼い主さんは、そんなごまだんごちゃんのことが可愛くて仕方ないようです!
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
写真提供・取材協力/@kurosiba_gomaさん/X(旧Twitter)
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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