まだ暑さが続いていますが、愛犬と安全に散歩するためには、水分補給や紫外線への対策など、さまざまなことに気を配る必要があります。今回は、夏と上手に付き合うための散歩のポイントについて、獣医師の丸田香緒里先生にお話を伺いました。
給水休憩をとる
参考・写真/「いぬのきもち」2026年8月号『熱中症は防ぎたい、でも冷やせばいいってものでもない――夏との上手なつきあい方』
夏の散歩はゆっくり歩き、風通しのいい日陰で休憩をはさみましょう。目安として、10〜15分ごとに休んで水を飲ませてあげると安心。愛犬がいつも以上にハァハァと呼吸していないか、おなかが熱くなっていないかなど様子をチェックして。体調が気になるときは、無理せず帰りましょう。
味つき水やジュレを持参する
すぐに水を飲んでほしいのに飲んでくれないときは、味や風味のついたペット用飲料やジュレタイプのおやつを、水分補給として与えてみて。ただし常飲するともっと水を飲まなくなったり、太ったりするおそれがあるので、量を守って与えましょう。
ハンディファンを活用する
参考・写真/「いぬのきもち」2026年8月号『熱中症は防ぎたい、でも冷やせばいいってものでもない――夏との上手なつきあい方』
犬がいる地面に近いところは、輻射熱(ふくしゃねつ)の影響で熱気がこもっていたり、湿度が高くなっていたりするおそれも。休憩中や信号待ちの間など、ハンディファンでわきや首、おなかに風を当てて、熱気や湿気を飛ばしましょう。
つばつき帽やUVカット服を活用する
参考・写真/「いぬのきもち」2026年8月号『熱中症は防ぎたい、でも冷やせばいいってものでもない――夏との上手なつきあい方』
夏の散歩は常に強い紫外線が降り注ぐため、本当に危険です。目に紫外線を浴びると白内障のリスクが高まるともいわれているため、日よけとしてつばつきの帽子を使うと◎。とくに白い毛の犬は背中や腰にシミができやすいので、UVカット機能がついた服を着せるといいでしょう。
保冷剤を入れるタイプの服は、ときどき触って体温を確認
近ごろは保冷剤を入れるタイプの夏服も売られていますが、使い方によっては体を冷やしすぎてしまうことがあります。ときどき洋服の下に手を入れて、愛犬を触ってみて。おなかや腰、胸など、体全体が冷たいと感じるほどだと冷やしすぎです。
夏の散歩は早朝と日没直後、どっちを選ぶ?
夏の散歩は、早朝もしくは夜間に行きましょう。目安として、朝は気温が28℃になる前までに帰宅できる時間帯、夜間なら気温25℃以下のときだけ行くようにします。気温が低くても湿度が高いと熱中症のリスクが高まるので、散歩は控えましょう。
日没直後はまだまだ暑い!
いくら日が差さないといっても、夏の日没直後は暑いうえ、湿度も高いことがあります。日中に高温になったアスファルトが冷えるのにも相当な時間がかかるため、日没直後の散歩は避けましょう。
夏の散歩を快適かつ安全に乗り切るには、飼い主さんの心配りが大切です。時間帯に気をつけ、熱中症対策も万全にして出かけましょう。
お話を伺った先生/丸田香緒里先生(「アニマルライフパートナー」院長 獣医師 獣医中医師 ペット栄養管理士 往診獣医師協会代表理事)
参考・写真/「いぬのきもち」2026年8月号『熱中症は防ぎたい、でも冷やせばいいってものでもない――夏との上手なつきあい方』
文/柏田ゆき
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。