「天気が悪い」「忙しくて思うように散歩の時間がとれない」というときに気になるのが、愛犬の運動不足です。健康に悪いうえに、ストレスも発散できないため、飼い主さんとしては何とかしたいもの。
そんなときに試したい室内遊びを、PDTA認定ドッグトレーナーの亀井あやめ先生に教えていただきました。
ドッグアジリティのジャンプをまねした遊びで、運動不足を解消しよう
参考・写真/「いぬのきもち」2026年9月号『絆がUP↑、ストレスはDOWN↓おうちでできるちょこっと“アジリティ”』
愛犬の運動不足が気になるときにおすすめなのが、室内でもできるドッグアジリティ風の遊びです。
楽しみながら運動不足の解消やストレス発散ができ、飼い主さんと息を合わせながら遊ぶことで関係性もアップします。愛犬に対する理解も深まるでしょう。
ドッグアジリティとは?
愛犬と息を合わせて障害物を乗り越えるドッグスポーツ。飼い主さんが愛犬に指示を出しながらコース上の障害物をクリアしていく競技です。信頼関係が築けていないと、障害物の順番を間違えたり制限時間内にクリアできなかったりするため、日ごろのコミュニケーションがものをいうスポーツです。
今回は、ジャンプ種目をまねした遊び方を紹介します。
ジャンプ種目とは?
ドッグアジリティのジャンプ(ハードル)は、掲げられたバーを飛び越える種目のこと。実際の競技では、小型犬なら20~30cmほどの高さにバーが設定されます。
ジャンプ遊びを楽しむためのルール
どんな犬でもできますが、ルールを守らないと愛犬が大ケガをしたり、「つまらない」と感じたりしてしまうことも。次のルールを守って一緒に楽しみましょう。
1. 愛犬のレベルに合わせる
いきなり高くジャンプさせようとすると、愛犬はストレスを感じます。遊びを好きになってもらうためにも、成功体験を積み重ねることが大切です。
“愛犬が必ずできるレベル”で楽しみつつ、少しずつレベルをアップしていきましょう。
2. そのつど、たくさんほめる
少しでもできたら、ごほうびを与えて遊び方を教えていきましょう。何度もごほうびをあげられるように、あらかじめおやつを小さく切っておくのがおすすめです。
たくさんほめられれば、愛犬のモチベーションもアップ! 上達も早くなるでしょう。
3. 安全な場所で遊ぶ
参考・写真/「いぬのきもち」2026年9月号『絆がUP↑、ストレスはDOWN↓おうちでできるちょこっと“アジリティ”』
遊んでいる最中に何かが倒れたり落ちたりして大きな音が出ると、「アジリティ=怖い」というイメージに。周囲にそのようなものがないか確認しながら遊ぶことも大切です。
ジャンプして足が滑らないように、床にはラグなどを敷きましょう。
4. リード代わりのひもをつけて練習
参考・写真/「いぬのきもち」2026年9月号『絆がUP↑、ストレスはDOWN↓おうちでできるちょこっと“アジリティ”』
愛犬が途中でいろんな場所へ行かないように、リードをつけてコントロールしたほうが安全で楽しく遊べます。
ただ、室内で通常のリードを使うと重くてまわりに引っかかりやすいので、1.5mほどの手芸用のひもを代わりにつけましょう。
5. うまくできたところで、遊びをやめる
参考・写真/「いぬのきもち」2026年9月号『絆がUP↑、ストレスはDOWN↓おうちでできるちょこっと“アジリティ”』
ダラダラ遊ぶと、犬は遊びに飽きてしまうかも。上手にできたところで、ほめておやつを与えて切り上げましょう。愛犬に「もう少し遊びたかった」と思わせるのがコツ。次に遊ぶときは大喜びで楽しむはずです。
おうちで一緒にジャンプしてみよう
参考・写真/「いぬのきもち」2026年9月号『絆がUP↑、ストレスはDOWN↓おうちでできるちょこっと“アジリティ”』
まずはフローリングワイパーの柄のような、簡単にまたげて転がらない棒を用意します。飼い主さんがリードを持って並んで歩き、「ジャンプ」と声をかけながら一緒に棒をまたぎましょう。
できたらほめて、おやつを与えてあげてください。
できたら徐々に障害物の高さをあげていく
参考・写真/「いぬのきもち」2026年9月号『絆がUP↑、ストレスはDOWN↓おうちでできるちょこっと“アジリティ”』
ジャンプの合図で棒をまたぐことに慣れてきたら、棒の高さを少しずつ上げ、愛犬だけでジャンプさせてみましょう。
高さ調節は、初めに使った棒の端にティッシュボックスなどを置くといいでしょう。ケガ防止のため、最高でも20~25cm程度の高さにとどめましょう。
できたらほめてごほうびを!
愛犬の運動不足とストレスが気になるときに、試してみてくださいね。
お話を伺った先生/亀井あやめ先生(「ドッグリサーチカンパニー」代表 PDTA認定ドッグトレーナー)
参考・写真/「いぬのきもち」2026年9月号『絆がUP↑、ストレスはDOWN↓おうちでできるちょこっと“アジリティ”』
文/小崎華
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。