散歩も人も苦手で困る！愛犬の「〜嫌い」を克服する効果的なしつけ3選

怖がりな犬を苦手なものに慣らそうとするとき、いきなり苦手な人やものに近づけて、余計に怖い思いをさせてしまったことはありませんか？

犬はとっても臆病な生き物。トラウマを植え付けてしまうことで、苦手意識がもっと高まってしまう場合もあります。

この記事では、「人が苦手」「犬が苦手」「散歩が苦手」なワンちゃんのための、効果的なしつけを3つ紹介しますね。

【1】人が苦手なワンちゃんの場合→最初は苦手な人から距離をとって！

まずは、怖がる人から遠めに距離をとって犬におやつを与えてあげて。食べないなら、まだ怖がっている証拠なので、もう少し遠くまで離れましょう。

犬が平常心を保っておやつを食べられる距離が、徐々に短くなるように練習してください。

【2】犬が苦手なワンちゃんの場合→犬がいる場所を、まずは遠巻きに眺めて！

犬が集まる公園などがあれば、まずは公園の入り口まで来れたら褒めて、おやつを与えてあげましょう。

犬同士で触れ合わなくても、すれ違えるようになれれば問題ありません。目標を低めに設定して、気長に達成するようにするのがおすすめです。

【3】散歩が苦手→玄関を出るだけでも、まずはほめて！

散歩は毎日するのが好ましいですが、「毎日きっちり30分するべき」というわけではありません。散歩が苦手な犬は、玄関を出ただけでほめてあげて、引き返すことからスタートしてもOKです。

荒療治はしつけに逆効果！

飼い主さんの中には、愛犬の苦手を克服しようと苦手な人に抱っこしてもらったり、急にドッグランに連れて行ったりしたことがある人もいるかもしれません。

しかし、そのような荒療治は逆効果！　じつは「しないほうがマシ」という場合もあるのです。

もし愛犬が「人が苦手」「犬が苦手」「散歩が苦手」に当てはまるようなら、ぜひこの3つのしつけを参考にしてみてくださいね。

出典／「初めて飼い主さんのいぬのきもち」2016年6月号『ムダを省くと、犬も人もラクになる！　しつけに困ってない飼い主さんがやっていない10のこと』
文／サモ江戸