犬は「楽しい」「うれしい」「安心する」など、プラスの感情が伴った記憶はずっと覚えていられる動物だといわれています。そのため、愛情をもってお世話をしてくれた飼い主さんのことは、たとえ離れることがあっても生涯忘れることはありません。
今回は、そんな犬たちの“飼い主さんが大好き”という想いが込められたしぐさ・行動をご紹介します。
飼い主さんの元気がないときはそばに寄り添う
犬は大好きな飼い主さんのことをよく観察しているため、そのささいな変化にも敏感に気づくことができる動物。飼い主さんの元気がないときは「いつもと違うけど、大丈夫?」という気持ちになり、近くに行って飼い主さんの様子を調べようとするのです。
いくつになっても甘える
犬はお世話をしてくれたり、守ってくれたりする飼い主さんのことを、母犬のように思っているといわれています。成犬になっても飼い主さんにくっついたり、前足でつんつんしておねだりしたりするのは、いくつになっても甘えたい気持ちの表れなのです。
ついつい見つめてしまう
犬は大好きな人のことをよく見つめる動物です。犬と飼い主さんとが見つめ合うと、お互いに“幸せホルモン”と呼ばれる「オキシトシン」が出るといわれているため、見つめ合うことでどちらも幸せな気分になれるでしょう。
1秒でも早く会いたくて待ち伏せする
犬の聴力は人の4倍といわれ、遠くの飼い主さんの足音や、車のエンジン音の微妙な違いも聞き分けられるといわれています。犬はこのような優れた聴力を活かし、1秒でも早く飼い主さんに会うために、玄関でその帰りを待ち伏せしてしまうのです。
飼い主さんのニオイをクンクンする
犬は自分の周りのものに異常がないかを確認して、安心しようとする傾向があります。飼い主さんが離れるとすぐに近寄ってニオイをかぐのは、大好きな飼い主さんに異常がないかを確認するため。1日に何度だって飼い主さんのニオイをかぎ、安心したいのです。
愛犬からの想いをしっかりと受け止めよう!
言葉を話すことのできない犬たちは、ここではご紹介しきれないほど多くのしぐさや行動で、飼い主さんに対する愛情や信頼の気持ちを伝えてくれています。
しっかりとその気持ちを受け止められるよう、これからも愛犬のしぐさや行動を観察していきましょう!
参考/「いぬのきもち」2018年2月号『犬がキュートなワケを生態からひも解く!犬ってこんなにカワイイ生きものなんです♡』(監修:哺乳類学者 川崎市環境影響評価審議会委員 日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/ハセベサチコ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。