愛犬がゴロンとあおむけになり、おなかを見せてくることはありませんか? このしぐさは服従のサインといわれることもありますが、実は飼い主さんへの“LOVEサイン”でもあるのです!
ここでは、犬があおむけになる理由や、おなかを見せてきたときのふれ合い方をご紹介します。
あおむけになるのは「飼い主さんLOVE」の証
犬にとって、おなかは弱点のひとつ。つまり、犬があおむけになるのは、自分の弱点をさらけ出す行為といえるでしょう。そのような無防備な態勢でも安心していられるのは、飼い主さんのことが大好きで、心から信頼しているためなのです。
ちなみに、犬がおなかを見せるのは、母犬になめて毛づくろいしてもらっていた名残だそう。もし愛犬があなたの前であおむけになっていたら、まるで母犬のように信頼されているのでしょう。
かまってほしいときのサインでもある!
あおむけになるのは飼い主さんのことが大好きな証ですが、このしぐさは犬がリラックスしているときや、甘えたいときに現れやすいのだとか。
おなかを見せつけるようにあおむけになっていたら、「かまってほしいな♡」「たくさんかわいがってほしいな♡」というサインかもしれません。
中には「触って触って~♡」というように、目で訴えてくる子もいるのではないでしょうか?
愛犬がおなかを見せてきたら?
もし愛犬があおむけになっていたら、やさしくおなかをなでてあげるといいですよ。飼い主さんを信頼している証なので、このしぐさは犬からの愛情表現のようなもの。飼い主さんからもたっぷりの愛情を返してあげましょう!
ただし、あまり激しくなでると興奮して、じゃれながら噛みついてくることもあります。愛犬を刺激しすぎないよう、加減しながらなでるといいでしょう。
ほかの犬にゴロンとする子も!
ちなみに、飼い主さんの前だけでなく、ほかの犬におなかを見せる犬もいます。これはあえて無防備な状態を見せることで、「あなたに敵意はないですよ」とアピールしているようです。自らの弱点をさらすことでケンカを避けようとしているのですね。
愛犬があおむけになり、上目づかいでじっと見つめてくる姿は、たまらなくかわいいもの。
このしぐさが見られたらおなかをやさしくなでてあげて、もっともっとキョリを縮めちゃいましょう♪
参考/「いぬのきもち」2018年6月号『犬のオモシロ習性図鑑 VOL.13 あおむけゴロ~ン♡』(監修:獣医師 獣医学博士 東京農業大学農学部動物科学科(動物行動学研究室)教授 増田宏司先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。