犬と暮らす
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どうしてそこに? 愛犬たちの多種多様な「あごのせ」を徹底解説!
飼い主さんの脚やお気に入りのクッション、テーブルのすみなど、さまざまな場所にあごをのせる犬たち。とっても可愛らしいポーズなので、ついキュンとしてしまいますが、どうして犬はそこにあごをのせるのでしょうか? 犬たちの「あごのせ」の秘密に迫ります!
飼い主さんにあごのせするのは、やっぱり大好きだから♡

基本的にあごのせは、犬がリラックスができる楽なポーズ。そんなポーズをどこでしているかチェックすることで、愛犬の気持ちを知ることができます。
まずチェックしたいのは、飼い主さんの体のどこかにあごをのせているときの気持ち。実はこのとき犬は、「大好きな飼い主さんのそばで安心したい・甘えたい」という気持ちなのだそうです!
ちなみに、飼い主さんの足の間や足の裏を、あごのせスポットとして好む犬は、ニオイやぬくもりをより感じたいのだとか。
独占欲や、お仕事気分、なんてパターンも……

一方で、飼い主さんの上にしっかりとのってあごのせをしている場合は、「この人は私の!」という独占欲からきていることも。
また、作業中の飼い主さんのひざの上にのって、同じ方向を見ながら机の上などにあごをのせるケース。この場合は、「かまってほしい」という気持ちのほかに、自分も一緒に作業にしている「お仕事気分」の可能性もあるそうです。
本能的なあごのせは「ふわふわスポット」に!

クッションやぬいぐるみ、寝床のすみなど、ふかふかした場所にあごをのせているときは、本能的に心地よいぬくもりに惹かれているから。同居の犬にあごのせをしている場合も、同じ理由でしょう。
ちなみに、暗くて狭い場所にあごのせをする場合も理由は似ていて、ねぐらに入るような感覚になれるため、本能的に落ち着くからだと考えられます。
何かがフィット?不思議な場所にあごのせ!

硬いコンクリートのふちやケージのはし、はたまた扇風機の土台など、どう考えても寝心地が悪そうな場所にあごのせしているパターン。
このあごのせの詳しい理由はよくわかりませんが、それぞれ「ここがいいんだ!」「ここが気になるんだ!」という熱い気持ちや好奇心からきていることは間違いないようです。
無理な姿勢であれば犬は自発的にやめるので、危ない場所などでないかぎり、そっとしておいてあげるようにしましょう。
犬たちのさまざまな気持ちやこだわりがつまっている「あごのせ」。思わず嬉しくなってしまうものから、つい笑ってしまうものまで多種多様です。愛犬たちの愛情やこだわりを受け止めて、よりリラックスして日々を過ごせるように見守ってあげてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2017年5月号『くつろぐ姿をパシャリ☆と激写 あごのせ犬PhotoBook #agonose』(監修:東京農業大学バイオセラピー学科教授 獣医師 獣医学博士 増田宏司先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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